アトレティコ、J・フェリックスの6000万ユーロ売却プラン崩れる。EUROでいまだ出場機会なし…バルセロナのレンタル延長に現実味?
アトレティコ・マドリーの今夏でのFWジョアン・フェリックス(24)売却プランが、早くも崩れ始めているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 アトレティコは今夏、ディエゴ・シメオネ監督らとの確執が噂されるジョアン・フェリックスを、プレミアリーグ勢に移籍金6000万ユーロで売却する考えとされる。そのためにポルトガル代表FWがEURO2024で活躍することを期待していたようだが、ここまではまったく逆のことが起こっている。 ポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督は、グループステージ第1節チェコ戦(2-1)でも第2節トルコ戦(3-0)でも、J・フェリクスをベンチに置いたまま起用せず、決勝トーナメントを決めた。『マルカ』はJ・フェリックスの市場価値が、アトレティコの希望通り上がるどころか、むしろ下がっているとの見解を示している。 アトレティコは2019年にベンフィカに1億2700万ユーロを支払い獲得したJ・フェリックスと、現在は2029年まで契約を結んでいる(減価償却費を引き下げるために昨夏に2年の契約延長を行った)。チーム予算に影響を与えるような大きな損失を生まないためにも移籍金を6000万ユーロに設定したようだが、現状において同額での売却は難しいのかもしれない。 ただし『マルカ』は、アトレティコのJ・フェリックス売却の可能性が少なくなるほど、同選手のレンタル延長を望むバルセロナが可能性を手にするとも記載。J・フェリックスもバルセロナ残留希望を公言しており、その観点においてはEURO2024で出場機会を得られていないことが、ポジティブに働いているとも言えそうだ。