<原因は?>広瀬川が”赤茶色に濁る” 亜炭鉱跡から自然由来の鉄さびが地下水に混ざり流出か(仙台市)
仙台市内を流れる広瀬川で、10月に見られた川の水が赤茶色に濁った現象は、周辺にある亜炭鉱跡から自然由来の鉄さびが地下水に混ざって流出した可能性が高いことが、分かった。 【画像】広瀬川が”赤茶色”に濁る…原因は亜炭鉱跡の鉄さび?(写真7枚)
これは、仙台河川国道事務所で開かれた28日の会議で、宮城県と仙台市が報告した。 10月30日、広瀬川の「霊屋橋」付近から下流2キロ以上にわたる範囲で、川の水が赤茶色に濁っているのが確認された。
宮城県と仙台市が調べたところ、川の水から鉄分が検出され、付近の雨水管の吐き口に鉄さびが付着していた。 雨水管からは地下水も排出されていて、周辺にある亜炭鉱跡から自然由来の鉄さびが地下水に混ざって川に流出したことが原因と考えられる、としている。 人体や環境への影響はない、という。
仙台河川国道事務所・平山清人河川管理課長 「今後もこうしたことが発生しないように、いろんな管理者と調整しながら発生防止をしていきたい」
県と仙台市は、雨水管の清掃作業を年内に終わらせ、今後も定期的に雨水管の吐き口の点検を行う予定だ。