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スポーツ庁は20日、小学5年と中学2年の全員を対象にした2024年度全国体力テストの結果を発表した。茨城県は合計点で中2男子が3位(昨年度4位)と順位を上げたほか、女子は3位(同3位)となった。小5男子は5位(同5位)、女子は4位(同4位)でいずれも5位以内と上位に入った。種目別では中2女子50メートル走の1位など、全32種目のうち30種目で全国平均を上回り、「体力上位県」として結果を残した。 合計点は小5男女、中2男女でそれぞれ8種目を測定し、結果を80点満点で点数化している。 調査結果によると、中2男子は全国平均(41.69点)より2.74ポイント高い44.43点だった。種目別では上体起こしが26.99回、50メートル走が7.83秒でともに2位。長座体前屈が47.22センチで3位となり、8種目のうち、3種目で3位以内に入った。 中2女子は同2.99ポイント高い50.21点。種目別1位の50メートル走は8.75秒で同0.21秒上回った。上体起こしは22.63回で2位となり、握力は23,84キロ、長座体前屈は49.36センチでともに3位だった。 小5男子は同1.89ポイント高い54.43点。上体起こしは20.38回、長座体前屈は36.12センチで、ともに3位。握力が16.54キロで6位と3種目が1桁順位に入った。 小5女子は同2.86ポイント高い56.79点。上体起こしは19.60回、50メートル走は9.62秒で、ともに2位。長座体前屈は40.60センチで3位。6種目が1桁順位だった。 県教委保健体育課は、今回も好成績を維持できた要因について、「各学校の課題に応じて学校ごとに目標を設定する体力アップ推進プランなどに取り組んできた成果」と分析した。 種目別では小5男子ソフトボール投げと中2女子反復横跳びが全国平均を下回った。同課によると、ソフトボール投げについて、「投力アップ」を掲げ、大学教員などの協力を得て能力向上に努めてきた。全国平均を下回ったものの、前回から順位を三つ上げ、上昇傾向にあるという。 同課の担当者は「研修等を活用し指導の好事例の共有などに取り組んでいく」としている。