シクフォニが総勢16,000人のファンを魅了! “6人6様”の個性が光るワンマン開催、LAN「本当にありがとう、シクフォニが大好き」<ライブレポート>
2.5次元タレントグループ・シクフォニによるワンマンライブ「SIXFONIA One Man Live【Six-tuation】vol.I -CHAOS-」が10月26日(土)、27日(日)の2日間、千葉・幕張メッセのイベントホールで開催された。本記事では、10月27日公演のオフィシャルライブリポートを紹介する。 【写真】会場に駆けつけたファンと向き合うシクフォニのメンバー シクフォニは、超大型オーディションを潜り抜けたLAN(らん)、雨乃こさめ(あめのこさめ)、すち、いるま、暇72(ひまなつ)、みことの6人による2.5次元タレントグループ。音楽性や企画力の高さを武器にさまざまなオリジナルソングや、歌や声を使ったチャレンジ企画動画、「歌ってみた」と呼ばれるカバーソングなどの投稿をメインに活動しており、結成から2年でチャンネル登録者数は60万人を超えている。 ■”CHAOS(カオス)”をテーマにした圧巻のステージでファンを翻弄 今回のライブで銘打った”CHAOS(カオス)”。その言葉を表すような映像と演出の数々、ライブを超えた没入感。気が付いたときには彼らの世界観に飲み込まれ、まるで体験型のエンターテインメントのような新しい空間が広がった。 ライブリード曲「Sledgehammer」のイントロと共に、この曲に合わせて制作された新衣装を身にまとった6人が登場! 会場にファンの歓声が響き渡る中、続く1stアルバムリード曲「d0gmq」では、白いレーザーライトが幻想的な雰囲気へと誘う。すると一転、刺激的なシクフォニメンバーの個性が輝く「SHALL WE GONG!?!? -1st battle-」で、メンバーカラーに染め上げる6色のレーザーライトがステージを突き刺す。ペンライトの光とステージ上の光が一体となって、会場のテンションは一気に最高潮に! MCパートでいるまが「幕張、盛り上がってますか!?」とあおると、観客からは大きな歓声が。普段の公式配信でおなじみのメンバー紹介が始まるが、次々とメンバーのマイクトラブルが発生…ついには照明まで落ちる事態に。 リアルなトラブルか…と思わせた矢先、会場の大型モニターに”CHAOS(カオス)”を思わせる映像と、それを打ち破るかのような6人が映し出される。会場中が固唾を飲んで見守るなか、突如イスに座った6人が人気曲「しっくす。」のイントロと共に登場! 会場には悲鳴に近い歓声が響き渡った。続けて、キュートさの中に混沌としたスパイスが効く「MeDi信」では、依存性が高いMVさながらのパフォーマンスを披露。楽曲の世界観をステージ上で再現し、最後には6人が暗転と共に倒れこむ演出でインパクトを与えた。 会場が息つく間もなく、まだ前半戦ながら「本公演はシクフォニメンバーの消失のため、以上で終演となります」と衝撃の終演アナウンスとエンドロールが。会場にどよめきが起きるが、そのエンドロールもどこかがおかしく、ライブタイトルである「CHAOS(カオス)」に落とされていることに気づき始める。シクフォニらしい、めまぐるしく意表を突いた演出にファンが釘付けになっていると、今度はソロ曲パートへ突入! ■ソロステージでは“6人6様”の個性が光る トップバッターのすちは、ロックテイストの「Breaking down」で会場を圧倒。激しいシャウトと広い音域を生かしたボーカルで一気に引き込み、ステージを端から端まで使いきりながら全てのファンに魂をぶつける。 続く雨乃こさめは、かわいいサウンドが特徴的な「Rainy Journey」をラブリーな振り付けと共に披露。雨粒が跳ね上がるような心地よいサウンドに乗せて、軽やかな歌声が会場をポップな“こさめワールド”に包み込む。一転して、狂気じみた高笑いと共に登場した暇72は、憂いと憤りが込められた「鏡鬱し」をダークで力強いサウンドとダンスで表現し、会場のファンを激しく魅了した。 その後、仮面をまとった6人が再び登場。炎の演出を駆使した「アンダーリズムサーカス」、大人の色気あふれるダンスに会場が酔いしれた「Kiss in the Dark」、和の要素を取り入れた「六幻」へと続き、会場の熱気をさらに上げていく。 続けて、みこと、いるま、LANのソロ曲パートへ突入。みことのソロ曲「Juliet」では、王子様らしい爽やかなポップチューンを披露。一筋の光を感じさせるやわらかい歌声を響かせながら、曲の最後でひざまずいて手を差し出す“王子様ポーズ”でファンのハートをわし掴み。まさに自身のメンバーカラーである”黄色い”歓声を浴びた。 続くいるまのソロ曲「Villainous」では、ステージ中央からポップアップで登場。強い意志を感じさせるクールなRapとダンスで、幕張メッセに集結したファンを彼らの描く未来にけん引するかのよう。そんな彼がバトンタッチしたのは、リーダーのLAN。自身がシクフォニと共に歩む未来への思いを込めた楽曲「Flags」を披露すると、会場はLANの動きに合わせてペンライトを振り、その思いが通じ合う瞬間となった。 シクフォニ公式ビジュアルと同じマント姿のメンバーが揃うと、いるまが「この衣装で出てきたということは…次の曲、分かるよな? みんなで曲名を叫んでください!」とあおり、ファンはグループの原点「J0KER×JOK3R」と待望の歓声をあげ、ついにラストスパートに突入! その掛け声に応え、同曲と2周年を記念する楽曲「Burn it All」を披露し、会場はより一層大きな熱気に包まれた。 幕引きのMCでは、それぞれライブやグループへの想いを明かし、メンバー6人が肩を組んで絆を見せる場面も。LANは「本当にありがとう、シクフォニが大好きです」と涙を光らせた。 いるまの「最後2曲になったけど、全力で盛り上がれる?」という合図と共に、「2 many fighterz」で会場中がタオルを回しながら熱狂! 大盛り上がりのライブは、「eND oF FaNTaSY.」という曲名のとおりにファンタジックで”CHAOS(カオス)”な空間の幕を閉じた。2周年を超えて、現在の彼らが持つ技術と情熱の全てを注ぎ込んだ圧倒的なステージ。次のライブは一体どんな世界が繰り広げられるのか、期待に胸がふくらむ一夜となった。 さらに、2025年に1stライブツアーの決定が発表。詳細は後日解禁予定。 ■【まとめ】メンバーあいさつ【全員分】 ■暇72 「今日のライブを迎えるまでに、新しい環境に変わったり、さまざまなことが重なって、正直しんどいと感じることもあったけど、ここまでやってこれたのは、リスペクトできるメンバーがいたからこそ乗り越えられたと思ってる。今日、ライブが始まる前には、これまで支えてくれた周りの人と拳を合わせて感謝の気持ちを伝えたんだけど、お前ら(ファン)も今一緒にこぶし交わす?(こぶしを突き合わせる)今後もどうぞよろしくお願いします」 ■すち 「世界観ましましのライブでしたが、みんなが楽しんでくれていたらうれしいです。今回のライブはシクフォニとして起点となるライブだと思っていて、その過程でメンバー同士でぶつかることも正直ありました。でも、お互いがシクフォニを大切に思っているからこその衝突で、最後には目指す方向が同じだからこそ乗り越えられたと感じています。これからもシクフォニをよろしくお願いします」 ■みこと 「今日のライブは、本当にみんなに負けないくらい楽しかったです。こうやって直接みんなと会えてとてもうれしいし、普段の配信もみんながこんな風に笑顔で楽しく見てくれてるのかなって思ったりしました。僕は昔から飽きっぽい性格でしたが、唯一続けられた好きなものが音楽で、そこでシクフォニに出会えました。今、この活動を続けていて本当によかったと思うし、何もなかった自分を見つけてくれて、居場所をくれたみんなにありがとうと伝えたいです」 ■いるま 「俺もこの2日間、本当に楽しかったです。正直、これからちゃんとやれんのかなって不安もありました。だけど、今日こうして6人でこの場に立てたことが、本当に良かったと思っていて、本当に感謝しています。今日のライブも最高の景色でした。こうやってこの活動に一生懸命になれている自分がいて、そして6人で一緒に活動ができていることが本当にうれしいです」 ■雨乃こさめ 「普段の配信では明るいイメージがあると思うんですけど、実は裏では結構不安で落ち込んでたりすることもあって…。自分自身ダンスが苦手で、ライブではダンスと歌を同時にこなせるのかなと考えるとつらくなる時もあったけど、今日ここに立って何か救われた気がします。ありがとうございます。僕はこの活動がとても楽しいです」 ■LAN 「メンバーの思いも聞いてたと思うけど、みんなこのライブのために本当にたくさんの努力をしてくれています。実はすちとぶつかってしまったのは俺なんです。自分にも譲れないものがあって…でも、それ以上にメンバーと一緒にいたい、一緒に活動したいという気持ちが強くありました。こうして幕張を埋められるなんて…この6人で幕張のステージに立てて、本当に良かった。活動に全力なメンバーとこれからも一緒に走っていきたいです」 ■「SIXFONIA One Man Live【Six-tuation】vol.I -CHAOS-」セットリスト(10月27日) 1. Sledgehammer 2. d0gmq 3. SHALL WE GONG!?!? -1st battle- 4. しっくす。 5. MeDi信 6. Breaking down(すちソロ) 7. Rainy Journey(雨乃こさめソロ) 8. 鏡鬱し(暇72ソロ) 9. アンダーリズムサーカス 10. Kiss in the Dark 11. 六幻 12. Juliet(みことソロ) 13. Villainous(いるまソロ) 14. Flags(LANソロ) 15. J0KER×JOK3R 16. Burn it All 17. Desperate Track 18. 2 many fighterz 19. eND oF FaNTaSY.