モウリーニョはもはや「偉大な監督」ではないのか。まるでB級映画に出る元大物俳優のように…【現地発】
最大の武器であるカリスマ性も失ってしまったのか
窮地に立たされているモウリーニョ。CL出場権争いから脱落すれば解任に現実味も。(C) Getty Images
モウリーニョが新天地ローマで苦しんでいる。直近の公式戦7試合でわずか1勝の体たらくで、最大の武器であるカリスマ性も失いつつあるように見える。もはや「偉大な監督」ではないのか。懐疑的にならざるをえない。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2021年11月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― 「敵が出すノイズ」を感じるや否やそれに反発し、戦いを挑んでは打ち倒してきたあのジョゼ・モウリーニョはいったいどこに消えてしまったのか? FCポルトを率いてチャンピオンズ・リーグ(CL)史上稀に見るビッグサプライズとなった優勝を勝ち取り(2003―2004シーズン)、インテル・ミラノに「トリプレッタ(3冠)」をもたらした(2009-2010シーズン)モウリーニョは、今でも世界有数の監督なのだろうか?
本文:4,033文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。