立憲民主党・柳沢剛衆議院議員からのパワハラを元部下の男性が訴える 柳沢議員「真意が十分伝わらなかったとすれば反省したい」 立憲民主・小川幹事長「誠意ある対応を」
10月の衆議院議員選挙で宮城3区から初当選した立憲民主党の柳沢剛議員から、アナウンサーだった会社員時代に暴言などのパワーハラスメントを受けていたとして、元部下の男性らが立憲民主党に対しパワハラへの認識などを問う公開質問状を提出しました。 【写真を見る】立憲民主党・柳沢剛衆議院議員からのパワハラを元部下の男性が訴える 柳沢議員「真意が十分伝わらなかったとすれば反省したい」 立憲民主・小川幹事長「誠意ある対応を」 元仙台放送社員 稲垣龍太郎さん: 「パワハラというのはやった方はすぐに忘れてしまっているのかもしれません。ですが受けた方は心の傷はずっと残っている」 10日、仙台市内で会見を開いた元仙台放送アナウンサーの稲垣龍太郎さんは、仙台放送に入社した2011年4月頃からおよそ6年間、当時、アナウンス部長だった柳沢剛衆院議員から日常的に怒鳴る、「バカ」「気持ち悪い」「くさい」などの暴言を浴びせられるなどのパワハラを受けていたと訴えています。 また、ほかの元社員は「アクセント辞典で頭を叩かれた」などと被害を訴えているということです。 稲垣さんは、同じく柳沢議員からのパワハラ被害を訴えている元社員3人とともに立憲民主党の本部と宮城県連に「パワハラの事実を認識しているか」などと問う公開質問状を送りました。 稲垣龍太郎さん: 「よくパワハラの問題について、誤解だとか指導の延長線上だとか言われることがあるが、バカ、気持ち悪い、くさいというのは、そのいずれにも当てはまっていないと考えている。きちんと表に出て自分自身の言葉で経緯や内容の正誤について説明をしていただき、謝罪をしていただきたい」 稲垣さんらは、立憲民主党に対し1月20日までに公開質問状への回答をするよう求めています。 柳沢議員は10日、tbcに対し「認識が双方で異なるところや事実と異なるものがありますが、一部、私なりにアナウンサーとしてしっかりと成長してほしいと思い後進の育成に努めてきたなか、私の真意が十分伝わらなかった点があるとすれば、反省いたしたいと考えております。 また、取材先からのクレームを受けて、わたしの言葉ではなく取材先からの話である旨を明示して個別の指導をしたことはあります。話を受けた側が不快感や不利益を感じるということがハラスメントであると認識していますので、ご指摘の受け止め方をされたとすれば、反省して参りたいと考えています。 なお、民間企業勤務時、ご質問のような事実関係を含め、管理職としての指導・育成について、懲戒など処分を受けたことはありません」などと説明しています。
仙台放送は「個別の事案については回答できない。ハラスメントの防止や対応は適切に行っている」としています。 また、定例記者会見でこの件に関し問われた立憲民主党の小川淳也幹事長は「候補者段階からすでに公人ないし準公人ですから、候補者としても、それに準じて厳しく問われるべきだと思います。一番問われるべきは当選後だとしても、以前のことも含めて誠意ある対応をしていただきたい。事実確認や今後の対応を検討している状況です」などと答えています。
東北放送
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