被災能登工場の増築棟が稼働 シグマ光機
光学機器メーカーのシグマ光機(埼玉県日高市)は12日、能登半島地震の影響で稼働開始を延期していた能登工場(志賀町)の増築工場棟が10月24日に操業を始めたと発表した。昨年12月に完成し、4月から稼働する予定だったが、地震の被害で壁や天井の修繕が必要になったことに加え、生産設備の導入が遅れていた。 増築部分の延べ床面積は1463・3平方メートルで、総投資額は約4億7千万円。従来から製造する光学基本機器に加え、新たにミラーや対物レンズなどのモジュール製品などを生産する。既存工場棟の屋上に太陽光パネルも設置した。