これはたしかに、いままでになかったウエアだ!【ケンロウP.S.アノラック】
ケンロウP.S.アノラックのディテールをチェック
本体素材は最新型のポーラテック・パワーシールド。耐水圧20、000㎜、透湿性20、000g/m²/hとレインウエア並みのスペック。防風性も高い。 ケンロウP。S。アノラックの大きな特徴がこれ。立てた襟をホックで止めることができるので、スタンドカラーの状態で着ることもできる。 前身頃と背面腰上には裏地が起毛した生地を使用。生地自体もやや厚手でしっかり感があり、冷えが気になる部分を適度に保温してくれる。 背中から袖、体側部分には裏地がスムースで薄手の生地を使用。汗ヌケがよく、バックパックを背負ったときでもモタつくことがない。 全体にストレッチ性の高い生地が使われているが、脇下部分にはとくにストレッチ性の高い生地を配置。これが動きやすさに貢献している。 縫い目にシームテープを貼ると着心地が硬くなるため、あえて省略している。これによって、シャツのような着心地の軽さを実現している。 袖口はベルクロ止めなどではなく、伸縮性のあるパイピング仕様。非常にシンプルなので、手先を使うようなときにもわずらわしさがない。 左胸にポケットがひとつ。容量は十分でスマホなども入れられる。内側はメッシュになっており、簡易的なベンチレーターとしても使える。
テスター森山の「ケンロウP.S.アノラック」総評
かなり尖ったウエアで、こういうものは個人的には好み。クライミングに最適だけど、夏を除けば登山でもかなり使えると思う。冬の低山などにも最適じゃないだろうか。難点は価格で、できれば2万円台であってほしい。それから、袖に比較的ゆとりがあるけれど、こういうウエアならもう少しすっきり細めでもいいように感じた。 「ケンロウP。S。アノラック」の詳細・ご購入はこちら。 ※この記事はPEAKS[2024年5月号 No。165]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。 **********。 ▼PEAKS最新号のご購入はAmazonをチェック。 編集◉PEAKS編集部/文・写真◉森山憲一 Text & Photo by Kenichi Moriyama
PEAKS編集部