【ライブレポート】スティング、新トリオ編成バンドでニューヨークの観客を魅了
セットの最後は『見つめていたい』
セットの最後とアンコールで、スティングはポリス時代の二大ヒット曲を演奏した。象徴的な『Every Breath You Take(見つめていたい)』と、ジャズ風の間奏を盛り込んだ『Roxanne(ロクサーヌ)』だ。そして思慮深いバラッド『Fragile(フラジャイル)』ではギターを弾き、この夜を締め括った。この曲は、セットの途中で演奏された『Driven to Tears(世界は悲しすぎる)』とともに、世界の現在の状況を思って非常に厳粛な気持ちにさせられる。 今回のショーにはスティングの上機嫌が表れており、曲間の観客との気さくなやり取りからはユーモアさえ感じられた。ミラーとマースのすばらしいサポートを受け、スティングの歌声とベースの演奏はますます力強くなっていることが、ブルックリンでの初日の公演で示された。ポリスと同様に、スティングのパワートリオは余計な飾りのないエネルギッシュな演奏で聴衆を魅了した。 セットリスト ・Message in a Bottle(孤独のメッセージ) ・If I Ever Lose My Faith in You(ルーズ・マイ・フェイス・イン・ユー) ・Englishman in New York(イングリッシュマン・イン・ニューヨーク) ・Every Little Thing She Does Is Magic(マジック) ・Fields of Gold(フィールズ・オブ・ゴールド) ・Never Coming Home(ネヴァー・カミング・ホーム) ・Mad About You(マッド・アバウト・ユー) ・Seven Days(セヴン・デイズ) ・Why Should I Cry for You?(ホワイ・シュッド・アイ・クライ・フォー・ユー) ・All This Time(オール・ディス・タイム ) ・I Burn for You(アイ・バーン・フォー・ユー) ・Driven to Tears(世界は悲しすぎる) ・Wrapped Around Your Finger(アラウンド・ユア・フィンガー) ・Can't Stand Losing You(キャント・スタンド・ルージング・ユー)/ Regatta da Blanc(白いレガッタ) ・Shape of My Heart(シェイプ・オブ・マイ・ハート) ・I Wrote Your Name (Upon My Heart)(アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)) ・Walking on the Moon(ウォーキング・オン・ザ・ムーン) ・So Lonely(ソー・ロンリー) ・Desert Rose(デザート・ローズ) ・King of Pain(キング・オブ・ペイン ) ・Every Breath You Take(見つめていたい ) アンコール ・Roxanne(ロクサーヌ) ・Fragile(フラジャイル)
David Chiu