【演説全文訳】カマラ・ハリス、米大統領選の敗北後に発した希望のメッセージ「絶対にあきらめないで」
「私は今回の敗北を認めますが、この大統領選を白熱させた私たちの闘いが終わったとは考えていません。それは、自由のため、機会のため、平等のため、そしてすべての人々の尊厳のための闘いです。この国の核心にある理想、最高のアメリカを反映した理想、そのための闘いなのです。私は、この闘いを諦める気はありません」
「闘いには時間がかかる」ハリスが語った若者へのメッセージ
この選挙に勝利すれば米国史上初の女性大統領となるはずだったハリスは、選挙期間中、自身の性別(ジェンダー)について語ることを避けてきた。 選挙直後の水曜日、彼女は特に若い有権者たちへのメッセージとして、「いま聞いてくださっている若いみんな、悲しんだって、失望したって大丈夫。物事はきっと良くなる、そのことを忘れずにいてください。選挙戦の間、私は何度も“闘うことで勝利する”と伝えてきました。ですが、闘いには時間がかかることもあるのです。それは、勝てないということではありません。大切なのは、決して諦めないことです。絶対に、諦めてしまってはいけません。この世界を、より良いものにするための努力を、絶対に止めなでください。あなたたちには力があります。力があるのだから、前例がないから不可能だなんて言われても、耳を貸してはいけません」 「皆さん、絶望なんてしないでください。今はまだ手を上げる時ではなく、袖をまくり上げる時なのです。自由と正義のために、そして私たちの誰もが信じて疑わない未来のために、団結し、行動し、共にあり続ける続ける時なのです」 異例の大統領選を闘い終えたハリスと前に、会場は厳粛なムードに包まれていた。その中で、「ジョイフル・ウォリアー(陽気な戦士)」と謳(うた)われた彼女は、聴衆に向けて語り続けた。
【日英併記】ハリスが敗北を認めた感動的なスピーチ全文
以下、ハリスのスピーチ全文: こんにちは! こんにちは! 皆さん、こんにちは。こんにちは。皆さんに感謝しています。ありがとう、ありがとう、ありがとう。 言わせてください──みんなのことを愛しています。愛で応えたいと思います。 言わせてください──今日は胸がいっぱいです。皆さんが私を信頼してくださったことへの感謝、祖国への愛、そして決意で胸がいっぱいです。今回の選挙結果は、私たちが望んだものでも、勝ち取ったものでも、投票に託したものでもありませんでした。ですが、これだけは覚えておいてください。私たちが決して諦めない限り、そして闘い続ける限り、アメリカの未来を照らす光は消えることなく、明るく燃え続けるのです。 Good afternoon! Good afternoon! Good afternoon, everyone, good afternoon. Good afternoon. Thank you all, thank you, thank you, thank you, thank you. So let me say―and I love you back, I love you back. So let me say, my heart is full today. My heart is full today. Full of gratitude for the trust you have placed in me, full of love for our country, and full of resolve. The outcome of this election is not what we wanted, not what we fought for, not what we voted for, but hear me when I say: The light of America’s promise will always burn bright, as long as we never give up and as long as we keep fighting.