マンネリを打破! メンズの「秋冬スーツ」を洗練させるコツ 「定番色にシャツ」以外の選択とは?
マンネリしがちな秋冬のスーツのコーディネート。定番のネイビーやグレーのスーツは飽きてしまった。いつもと違う着こなしに挑戦してみたい。でも何をどう変えればいいかわからない……。 そんな悩みに応えるべく、色やアイテムでアレンジを加えたスーツの着こなしを紹介しよう。洗練して見えるコーディネートのポイントもお伝えする。また、それぞれのスタイリングに「きっちり度」の指標を入れているので、会社のルールや職種に合わせて、マンネリ打破の一手として取り入れてみてほしい。 【写真を見る】イタリアで定番「ブラウン×ブルー」の色合わせでスーツの着こなしを楽しむ
■トレンドのブラウンスーツはタイドアップで攻略 (きっちり度:90%) ネイビーやグレー、ブラックといったスーツに物足りなさを感じているなら、今シーズンのトレンドになっているブラウンスーツに挑戦してみてはいかがだろうか。いつもとは違う色味は新鮮な印象を与えてくれるはずだ。 定番カラーのスーツに比べて若干カジュアルなイメージがあるブラウンスーツは、シャツとネクタイを合わせたきっちりしたVゾーン(ジャケットとシャツ、ネクタイからできる上半身のV字のゾーンのこと)にすると、ビジネス感がキープされ使いやすくなるだろう。
また一概にブラウンといっても、黄味が強いものと赤味が強いものがあるが、ほかのアイテムが合わせやすいのは圧倒的に赤味が強いブラウンだ。 熟した栗を想像してもらうと、わかりやすいかもしれない。 【写真】一味違うビジネスシーンでの着こなし「ブラウンスーツ」「カーディガン」「タートルネックセーター」のスタイリング例を見る この赤味が強いブラウンと相性がいいのが、ブルー系のアイテム。参考にしたいのが、イタリアでの定番色合わせの「アズーロ エ マローネ」。ブラウンが持つこっくりとした色味にブルーの爽やかさをプラスする色合わせだ。
スタイリング例でも実践している通り、ダークブラウンのスーツにサックスブルーのシャツ、ブラウン系とブルーを組み合わせたストライプタイを合わせるといった具合だ。 色数を2色に絞ることにより、全体のまとまりが生まれるとともに、洗練された印象を与えられる。また、ベルトやシューズといった小物の素材感も重要で、カジュアルさのあるスエードを合わせることがポイント。 起毛感があるスエード素材とブラウンカラーのやわらかな印象は好相性で、コーディネートの完成度を高めてくれる。