どのサプリがいいの? 超素朴なサプリの謎を解決【購入前の逡巡編】(専門家が監修)
ホントに効く? 何を飲む? この摂り方でいい? …もはや検索しようもないけれどスルーもできないサプリに抱く初歩的な疑問のあれこれを、プロが一から解説します!今回は、購入前の逡巡編。サプリが効果的なことはわかったけど、じゃあどれば選べばいいの? 有識者のアドバイスを参考に。[取材協力/後藤典子(一般社団法人日本サプリメント協会代表理事)、桑原弘樹(NESTA JAPANプログラム・ディベロップメント・アドバイザー)]
教えてくれた人
・桑原弘樹さん(くわばら・ひろき)/〈桑原塾〉主宰。トップアスリートからビジネスパーソンまで幅広くトレーニングを指導。また自身の知見を活かし、15年以上スポーツサプリメントの企画、商品開発などに携わる。 ・後藤典子さん(ごとう・のりこ)/日本サプリメント協会代表理事。主に政治・経済評論を追うジャーナリストとしてのキャリアを経て、2011年に日本サプリメント協会を立ち上げ、代表理事を務める。著書は『サプリメント健康事典』。
Q サプリ、種類が多すぎて何が何だか
→栄養と機能。大きく分けてこの2つ 「まず考えるべきは、自分が今サプリに求めるのは栄養か機能か。栄養はアミノ酸や微量栄養素など。今の食生活を振り返り、足りているかどうかの確認が必要です。機能は“機能改善”“不調緩和”などを謳う効果効能が記載されたもの。その機能を必要とするかは自分の意思次第です。 もう一つ大事なのは、栄養という土台の上に機能を足していくという考え方。まずは栄養面を整えて、そのうえで欲しい機能をサプリで取り入れるのが、結果的に一番効率的だと思います!」(桑原さん)
Q 高いサプリほど効果を期待できる?
→価格と効果の相関関係に根拠はない 「価格には原料費以外にもいろんな要素が関わります。製造費や広告宣伝費、人件費などの経費を差し引いても利益が出るように、各企業が価格を決めています。 価格に関しては医薬品でないので国が規制できない部分も大きい。よって高いからいい/安いのは悪いという話ではないんです。 いい原料を使いつつ価格を抑える努力をしているメーカーも少なくない。価格に諸経費が含まれていることを念頭に原料費を想定してコスパを計ってみるのも一案です」(後藤さん)