〔東京外為〕ドル、153円台後半=米金利の上昇一服で下落(6日午後3時)
6日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の上昇一服や日経平均株価の伸び悩みを受けて、1ドル=153円台後半に下落した。午後3時は、153円72~73銭と前日(午後5時、152円27~27銭)比1円45銭の大幅ドル高・円安。 午前は、米大統領選の開票が始まり、トランプ前大統領が優勢との見方が強まり、時間外取引で米長期金利が急騰。ドル円は正午ごろに154円30銭台と7月30日以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。 午後は、ハリス副大統領の追い上げで、米長期金利が上昇一服となったほか、一時1100円を超える上昇となった日経平均が上げ幅を縮小したことで、153円10銭台に下落。その後はトランプ氏が激戦州のジョージア州で勝利したと米メディアが伝えたことから、153円60銭台に持ち直した。 ドル円は、開票結果を受けて売り買いが交錯する荒い値動きとなっている。市場関係者は「大統領選の大勢が判明するまでは、神経質な展開が続く」(シンクタンク)とみている。 ユーロは正午に比べ対円で下落、対ドルは小動き。午後3時は1ユーロ=165円42~44銭(前日午後5時、165円80~80銭)、対ドルでは1.0760~0761ドル(同1.0886~0892ドル)。