60歳代の団地暮らし、危険なバスルームを一瞬で「安全、快適な空間」に変貌させる3つの工夫
ヒートショック対策
ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所に移動した際に、急な温度変化で血圧が変化し心筋梗塞などが起こることです。 団地では、暖かいリビングから寒い浴室に移動すると、ヒートショックが発生する可能性が高いので注意しなければいけません。 高齢の方に起こりやすいので、50~60歳代の方は対策方法を把握しておきましょう。 対策方法は、以下の通りです。 ・脱衣所に暖房器具を設置する ・シャワーで浴室内を温める ・入浴前に軽くストレッチする 上記は、いずれも急な温度変化を和らげるための対策です。 脱衣所や浴室、自分の体を温め、ヒートショックを防止しましょう。
現在の日本の住宅事情(令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果)
2024年4月30日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」が発表されました。 同調査によれば、日本の総住宅数は2018年から4.2%(261万戸)増となる6502万戸(2023年10月1日現在)でした。 総住宅数は1978年より右肩上がりに伸びており、増加率についても2018年の2.9ポイントから4.2ポイントへ上昇しています。 空き家率も13.8%と過去最高で、900万戸の空き家が存在しているのが日本の住宅の現状です。
まとめ
団地の古い浴室に困っている50~60歳代の方は、ちょっとした工夫で快適に過ごせます。 滑り止めシートや手すりの設置、カビ防止対策など、簡単な改善方法があります。 また、団地の浴室ではヒートショックが起こる可能性があるため、自分の健康のために対策を検討してください。 安全で心地よい浴室環境を作り、素敵な暮らしを手に入れましょう。
参考資料
・内閣府地方創生推進事務局「住宅団地の再生」 ・UR都市機構「MUJI×UR団地まるごとリノベーション第一弾スタート」 ・総務省「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」
上永 智史