60歳代の団地暮らし、危険なバスルームを一瞬で「安全、快適な空間」に変貌させる3つの工夫
団地のバスルームを安全快適にする工夫2:手すりを取り付ける
健康で元気な体でも、手すりがあると立ち座りの動作が楽になるので早めの設置がおすすめです。 手すりは、リフォーム工事をしなくても取り付け可能な、吸盤式や張り付け式の手すりがあります。 吸盤式の手すりを取り付ける際は、壁面の設置位置が平らになっているか必ず確認してください。 段差があると、体重をかけた瞬間に手すりが外れてケガをする恐れがあります。 ビス留めする手すりを設置することも可能です。 しかし、賃貸では壁に穴を開けられず、分譲団地の浴室でも壁に穴を開けられない可能性があります。 また、手間と費用がかかり、作業に慣れている方でなければ失敗する可能性があるため、おすすめできません。
団地のバスルームを安全快適にする工夫3:カビ防止対策を施す
カビは、浴室などの湿気の多い場所ですぐに発生してしまいます。 カビは病気の元になり、黒く汚れた見た目が気分を落としてしまうため、以下の方法で対策しましょう。 ・浴室を乾燥させる ・換気を徹底する ●浴室を乾燥させる 入浴後にタオルで壁や床、浴槽の水気を拭き取りましょう。 タオルで拭くと、水分だけでなく壁面に飛び散ったシャンプーなども拭き取れるため清潔な浴室を維持できます。 シリコン部分やタイルの目地は、カビが生えやすいので細かく拭き取ると効果的です。 浴室を使用後は、バスタブのフタを開けて内部も乾燥させて水分を徹底的に除去しましょう。 ●徹底して換気する 入浴中や入浴後には必ず換気扇を回しましょう。 浴室に窓がある場合は、入浴後に開けて自然換気も行ってください。 可能であれば24時間換気を行い、湿気を除去するのが理想的です。 浴室の中が見える状況が気にならなければ、ドアも開けておくと脱衣所や他の部屋へ空気が循環し換気しやすくなります。
団地の浴室リフォームにおける注意点
業者に依頼して団地の浴室をリフォームする際は、以下の注意点があります。 ・浴室を広くできない ・慎重に業者を選ぶ ●浴室を広くできない 「壁を取り外して広い浴室を作る」というリフォームは、団地でほとんどできません。 団地の浴室の壁が、建物の強度に関わる壁になっているからです。 団地は管理規約によりリフォームできる範囲を細かく決められているため、「壁を取り外す」などの工事をする際は、管理組合に必ず確認しましょう。 ●慎重に業者を選ぶ 浴室をリフォームする業者選びは、以下のポイントを確認してください。 ・料金 ・評判 ・提案内容 ・施工実績 ・対応する担当者の姿勢 ・メーカー保証の有無 ・施工後のアフターフォローの内容 団地を含めて浴室リフォームの実績が豊富な業者を選んだ上で、複数の業者で相見積もりを取りましょう。 Googleマップなどから口コミを確認し、クレームの有無やクレームにどのように対応したのか、なども誠実な業者なのか判断する材料にできます。