津の家城神社にヘビの手描き絵馬 オリジナルの小物も製作
【津】新年を前に愛らしい白いヘビの鏡餅を手描きした大型の絵馬が30日、津市白山町の家城神社前に登場した。縦4メートル、横約3メートルで同町のイラストレーター、久世准生さん(56)と、美術短大生の岩脇杏子さん(20)=いずれも同町=がチョークで描いた。令和七年1月中旬まで設置する。 地元有志でつくる家城文化遺産活性化委員会が地元の氏神に参拝する人を増やそうと3年目。「持ち帰れるものがほしい」との声を受け、絵馬と同じ絵柄のアクリルキーホルダーと久世さんのデザインをシルクスクリーンで手刷りした手ぬぐいを初めて作った。 絵馬はこれまでやぐらを組んで設置していたが今年は家城地区に一軒500円の協力を呼びかけ鉄骨を設置。今月22日に絵馬を取り付け29日から描いた。久世さんは「神さまの使いの白いヘビを柔らかいお餅と組み合わせた。優しい気持ちになってもらえるといい」と話した。
キーホルダーは30個、手ぬぐいは100枚限定でいずれも800円。年越し参りに合わせて販売し、なくなり次第終了する。