【卓球】石川佳純さん、ダジャレを言う?「伝えたいこと+ダジャレを」恩師から指導の金言
卓球女子で五輪3大会連続メダルの石川佳純さん(31)がダジャレを駆使? 4日、横浜武道館で「石川佳純47都道府県サンクスツアー」を開催。33カ所目は、現役時代に所属したTリーグ木下アビエル神奈川の地元となった。関係者やスタッフを含めて約900人が集い、卓球教室などで交流。元女子日本代表監督で神奈川県協会の近藤欽司会長(82)とも再会した。 14歳だった07年、日本代表に選出してくれたのが監督を務めていた近藤会長だった。クロアチアのザグレブで行われた世界選手権にも初出場。石川さんは「よく覚えています。学校から帰って、いきなり『今から記者会見がある』と言われて…。すごくびっくりしましたし、うれしかった。近藤先生に抜てきしていただいたことで、世界の舞台を肌で感じることができました」と当時を思い返した。 トークショーでは「プレーをするのは簡単です。思ったことをやればいい。伝えるのはすごく難しい。どう伝えるといいですか?」と質問。近藤会長から「伝えたいこと+ダジャレを言えばいいんじゃないでしょうか。受け止める方は佳純ちゃんから教わると緊張する。そういう時にちょっとダジャレを言うと、笑って気持ちが近づく。そういう時に教えるといいんじゃないでしょうか」と“金言”を授かった。この日も同会長は緊張の話題で蚊取り線香(=KINCHO)とかけるなど随所に笑いを生んでおり、石川さんは「今日も含め、織り交ぜて頑張ってみます」とほほえんだ。 約3時間半にわたり子どもたちや、レディースの参加者と交流し、イベント後には冷静な口調で笑った。 「思い出したんですけど、中学生の時から確かにずっとダジャレを活用されていて、私も中学生の時にめちゃくちゃダジャレを言っていました。それをさっき思い出しました」 指導する立場として新たな引き出し? を授かり、47都道府県の制覇に向けても志を新たにした。 「このサンクスツアーがあるので、基本的なトレーニングは続けるようにしています。(実演することに意味を見いだし)引退後はさらにペースを早めて、全国を回っています。なるべくプレーしていた時に近いものを見てもらえたら、うれしいと思っています。参加してくださった方に『楽しかった』と言ってもらって、笑顔を見るのが財産。こうして明日から卓球だったり、スポーツを楽しもうと思ってもらえたらうれしいですし、私自身も引退した後も卓球に関われることは、すごくうれしいです」 参加者や恩師から、活力を受け取った。【松本航】