おしゃれな部屋は「6:3:1の法則」で作られてるって知ってた?インテリアデザイナーが採用する“秘密の方程式”をご紹介
【実例1】イエロー×ブルー×ブラウン
この法則を使用すれば、自分のお気に入りのカラーを自由に組み合わせることができます。 まずはアニー・カーンさんがデザインした、イエローとブルーを基調としたリビングルームです。 60%(イエロー):壁紙のモチーフが、ソファや窓の装飾と調和し、イエローがこのリビングルームのメインカラーとなっています。 30%(ブルー):淡いブルーのアームチェアが、部屋にクールなトーンをプラスしています。 10%(ブラウン):床や窓上部のステンドグラス、照明などに使用されているブラウンが、控えめながらもアクセントとして効いています。
【実例2】グリーン×イエロー×ピンク
インテリアデザインチーム「イザベル・ラッド・インテリアズ」によるベッドルームのように、複数の柄やマルチカラーのアイテムを組み合わせることも可能です。 60%(グリーン):柄が多いため、メインカラーを特定するのが難しい場合もありますが、ボタニカル柄の壁紙や天井、チェック柄のベッドカバーに使用されたモスグリーンが、部屋のメインカラーと言えるでしょう。 30%(イエロー):ベッドサイドの間接照明やカーテン、フットベンチなどにシックなイエローがちりばめられています。 10%(ピンク):そしてポイントは、大胆なピンク。ベッドの上のクッションや、壁紙にプリントされた花、奥のアートフレームなどが、全体をまとめています。
【実例3】白×ブラウン×黒
ミニマリストでも、もちろんこの法則を活用できます。デザイナーのアリ・バッドさんが手掛けたリビングルームが参考になるかもしれません。 60%(白):明るい白の壁と天井、照明で清潔感のある印象に。 30%(ブラウン):ダイニングテーブルや床、サイドボードの上のガラスのビンに使用されたナチュラルなブラウンが、温かみを加えています。 10%(黒):黒のサイドボードと、テーブルの上のフルーツボウルが、全体を引き締めてくれます。
【実例4】淡いピンク×濃いピンク×バーガンディ
濃淡の異なる同系色を組み合わせることも可能です。シャーロット・ルーカスさんがデザインした部屋を例に見てみましょう。 60%(淡いピンク):壁紙や照明などには、淡いピンクをセレクトしています。 30%(濃いピンク):ソファや手前のテーブルなどに使用された、濃いピンクがセカンダリーカラーです。 10%(バーガンディ):壁にかけられたアートや、カーテンのフラワープリントに使われている、バーガンディに近い深いピンクが全体をまとめています。 この場合、明るい色から暗い色、またはその逆の順番に比率を合わせるのがおすすめです。
法則どおりにいかないときは?
とはいえ、この法則は、あくまでカラフルな部屋のバランスをとるためのガイドラインにすぎません。 ある色が40%になったり、アクセントカラーが20%になったりしても、もちろん問題ありません。柔軟に、最も居心地が良いと感じるバランスを見つけてみましょう。 ※本記事は、House Beautiful USからの翻訳をもとに、モダンリビング デジタルが編集して掲載しています。