阿部一二三が柔道で強くなれたキッカケにあるメダリストの存在「僕なんかが勝てることないと諦めてた。なぜかちょっと勝って」
パリ五輪の柔道男子66キロ級で連覇を達成した阿部一二三選手が強くなったキッカケとなるメダリストの存在を明かしました。 【画像】妹の阿部詩選手の肩をそっと抱き寄せる阿部一二三選手 阿部選手は1日、自身のYouTubeで“人生年表”と題して柔道の思い出を語りました。 6歳で柔道を始めた阿部選手。当時について「はじめの頃はずっと泣いてて、大きい人が怖くて。一緒にお兄ちゃんが入ってくれて、怖いのがなくなって柔道としっかり向き合うようになった」とかわいいエピソードを話しました。 翌年、大会デビューを迎えたものの「大外刈りで2秒か3秒で負けた」と初戦であっという間に敗北したことを明かします。さらに女の子にも負けていたという阿部選手は悔しさもあり、05年から本格的にトレーニングをスタート。「本当に世界選手権とかオリンピック優勝するために小さいながら覚悟を決めたのが2005年」と話します。 そして06年に初めて大会で優勝。さらに中学生にあがり大きな転機を迎えます。11年、12年に全国大会で連覇。そのときに対戦したのがパリ五輪で銅メダリストとなった永山竜樹選手といいます。「自分では優勝出来ないと思ってて、僕なんかが勝てることないと思っててほぼ諦めてた。なぜかちょっと勝ってしまってそのまま優勝までいった」とし、この大会を「強くなれたキッカケの大会」と話します。 その時の試合内容について「払い巻き込みで、有効取って逃げた。今の僕らしくないけど勝ちに徹した」と当時を振り返りました。