「Harmony of prism」で、ゴスペルを披露するコーラスグループ「VOJA（ヴォジャ）＝The Voices of Japan」の榊原暁さん　　　2024.12.1撮影

　軽井沢高原教会（軽井沢町星野、TEL 0267-45-3333）が現在、「軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス」を期間限定で開催している。（軽井沢経済新聞） 【写真】「プリズムツリー」と軽井沢高原教会の柳原花奈恵さん 　「星降る森のクリスマス」は、かつて軽井沢を開いた宣教師がランタンで街を照らした風習を受け継ぐイベント。同教会の森は、夜になると星を表現したたくさんの光で装飾され、火をともすランタンキャンドルを地面に敷き、教会前の高さ6メートルのモミの木のクリスマスツリーの頂上には星が輝く。 　今年のテーマは「prism（プリズム）」で、教会の森にはテーマを象徴する「プリズムツリー」が登場。30分に一度、森の明かりが点灯する「プリズムアワー」も設ける。 　 日曜日に行う「Harmony of prism」では、初めて冬に屋外でゴスペルを披露。イベント初日の12月1日には、教会の森にある「あずまや」のステージにゴスペルを主とするコーラスグループ「VOJA（ヴォジャ）＝The Voices of Japan」が歌いながら登場すると、歌声に誘われて人々が集まり「Jesus Oh What a Wonderful Child」「Joy to the World」などを披露した。その後、教会では「クリスマス礼拝」を行い、井垣裕芳（ひろよし）牧師の講話やVOJAの「O come」などの賛美歌でクリスマスを祝った。 　VOJAの榊原暁さんは「この教会はVOJAにとってのホームチャーチ。毎年、「帰ってきた」というような特別な思いで歌っている。どんな人でも足を気軽に運べるこの教会のイベントで、どんな人でもゴスペルを一緒に歌って盛り上がってほしいという思いで、冬としては初めて屋外で歌う。前向きな歌詞を声に出して歌ったりすると、気持ちも高まり表情も自然と輝く。集まった皆さまと、手拍子をしたり、曲に合わせて体を動かしたりして、一緒に楽しむ時間にしたい」と話す。 　牧師館、メッセージカードをクリスマスツリーから取ると誰かが書いたメッセージがあり、それを自分が持ち帰り、代わりに新しいカードに自分のメッセージを書き込み、それを他の誰かに引き継ぐ新たな試みも行っている。1日には、東京から来た20代のカップルが互いにメッセージを見せ合い、「良いメッセージ」「今書いているメッセージはどんな人に渡るんだろうね」などと話していた。 　同教会の柳原花奈恵（かなえ）さんは「プリズムは光を分散させるもの。それぞれの人が持つ光を輝かせ周りの人に分散させていくことで周囲に影響を与え合うことをイメージして企画した。このイベントがプリズムのように自身が輝けるきっかけになれば」と話す。 　月曜～土曜には教会内でバイオリン、ビオラ、チェロやハープの生演奏「クリスマスの調べ～prism～」も行う。 　隣接する軽井沢ホテルブレストンコートでクリスマスラウンジも営業。ベリー×ホワイトチョコ×カルダモンのホットドリンクやゆず×抹茶×山椒のホットドリンクなど。スパイスが溶け込んだ飴をホットドリンクにつけて溶かして味の変化も楽しめる。 　開催時間は19時30分～21時30分。現地訪問は完全予約制で、一部前日開放の先着予約枠を設ける。ウェブサイトで受け付ける。「Harmony of prism」は日曜と24日・25日の19時35分～、20時5分～。教会内の生演奏「クリスマスの調べ～prism～」は日曜・24日・25日以外の毎日行い、時間は不定。今月25日まで。