＼OliviAさん’s POINT／

マンネリといっても良いマンネリと悪いマンネリがあります。良いマンネリは、確実に気持ちいいことが分かっていて2人で追求できていること。そして悪いマンネリは、創意工夫がなく同じ行為を繰り返していること。 マンネリレスさんは、セックスの満足度が男女で異なっている（特に女性側の満足度が低い）ことに気付かず、拒否に至るケースも少なくありません。男性優位のAVから知識を得ただけで、相手の女性の気持ちよさを追求することなく、自分勝手で質が良いとはとてもいえないセックスを繰り返してしまっているんですね。 今回のように、女性からそれとなくソフトタッチなど誘導できるととてもいいですね。あとは、マンネリ打破のために、こういうセックスをしてみたい提案してみるのも良いでしょう。その場合、AVだと引かれてしまう可能性もあるので、映画やドラマなど生々しくないものが良いかもしれません。こんなシチュエーションで…と伝えてみるのもいいですね。 例えば、私が個人的におすすめするセックスシーンのある映画・ドラマ作品はこちらです。 1.『愛のコリーダ』（1976年公開、阿部定事件が元となった日仏合作映画） 2.『ベティ・ブルー』（1986年公開、狂おしい愛を描くフランス映画） 3.『愛の渦』（2014年公開、乱交パーティが主軸ですが、セックスを通した男女のコミュニケ―ションを描く映画） 4. Netflix『セックス/ライフ』（2021年より放送されたドラマシリーズ、元彼が忘れられない女性の回想シーンが素敵） みなさんにとって、グッとくる映画やドラマはなんでしょう？ もしくは、自分の脳を興奮させる妄想＝セクシュアル・ファンタジー（過去に良かったor理想的なセックスやシチュエーション）を持って、パートナーと「どんなセックスをしたいか？」について話をしてみるのも、2人の関係を濃密にするいいきっかけになるかもしれませんね。

引用元：STORY

▶︎OliviAさん　プロフィール 2007年より性生活の総合アドバイザーとして活動。カウンセリング・講座で「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行っている。近著『セックスが本当に気持ち良くなるLOVEもみ』（日本文芸社）他多数。 取材／otake