【レビュー】これがG-SHOCKのニューノーマル ミニマルでコンパクトな新作「GA-2300」に未来を感じる
定番ウォッチ「G-SHOCK」(カシオ計算機)は、長く支持される定番のロングセラーモデルに加えて、トレンドをとらえた新作も次々と登場し、ラインアップをにぎわせています。 【画像】新世代を感じさせる「GA-2300」のレビュー その一つ、今春登場したばかりの「GA-2300」シリーズは、時代のニーズに合わせたG-SHOCKの未来予想図を見せてくれるフレッシュなモデルです。発売と同時に購入した筆者がその魅力を紹介していきます。
登場したばかりの「GA-2300」シリーズ
・ケースサイズ:45.4(縦)×42.1(横)×11.6(厚さ)mm ・重量:49g ・主な機能・特徴:電池寿命約3年、耐衝撃構造、20気圧防水、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、アラーム、フルオートカレンダー、ダブルLEDライト GA-2300シリーズは4月に発売されたばかりのニューフェイスです。2針アナログにデジタル液晶表示を組み合わせたコンビネーションモデルで、「時代のニーズに合わせて小型化、薄型化したミニマルなデザイン」(G-SHOCK公式サイトの説明)が特徴です。 カラーはG-SHOCKではスタンダードなブラックとホワイトに加え、鮮やかなショッキングピンクもラインアップしています。実売価格(税込)は1万5000円台から。
G-SHOCK、進化の最前線
G-SHOCKといえば、多数の面や線で形作られた、いかにもタフな造形のイメージが強いのではないでしょうか。最近でもファンから“ガンダム”という愛称で呼ばれたモデルがあったように、ゴツゴツとしたラギッドなデザインはG-SHOCKの本領と言えるでしょう。 その一方で、新世代G-SHOCKのスタンダードの座を獲得した「2100」シリーズは、オクタゴン(八角形)ベゼルなど初号機のデザインを受け継ぎつつ、角が取れた、どこかフラットな印象もあります。上下2分割ベゼルというチャレンジングなデザインを採用した「GA-B001」シリーズのようなサイバーで近未来的なデザインも、テクノロジーの申し子でもあるG-SHOCKならでは。時代のニーズに合わせた、さまざまな進化のカタチを表現してみせてくれるのもG-SHOCKの魅力です。 というわけで、コンビネーションモデルの新シリーズとして登場したGA-2300を筆者は一目で気に入ってしまい、発売後すぐに購入してしまいました。 一目ぼれした理由は、やはり無駄を徹底的にそぎ落とした感のあるミニマルで未来的なデザインです。実のところ、文字板の「X」とそれに連なるように配置されたユニークなデザインのラグ(かん足)を見て「月は出ているか?」とつぶやいてしまった程度にはガンダム世代の筆者であり、ゴツゴツしたG-SHOCKも大好物です。それはそれとしても、GA-2300のデザインには新世紀というかニュータイプというか、これからの時代を担っていくG-SHOCKの方向性の1つを体現しているのではないかと感じました。