【政治解説】世論調査“トップ”の小泉氏…党員調査では“3位”ナゼ? 支持離れ…背景に「選択的夫婦別姓」 か
立憲代表選は野田氏が32% 前回からポイント伸ばす
【竹内】 一方、立憲民主党の代表選です。今回の世論調査で、立憲民主党の代表についても、誰がふさわしいかを聞いています。 1位は前回(8月)の調査と一緒で、野田元首相。32%の支持を集めていて、前回と(候補者の)選択肢が違うので、単純比較はできませんが7ポイント伸びています。2位は枝野前代表で14%、3位は吉田衆院議員で9%、4位が泉代表で8%でした。 【菅原】 調査の開き方やトレンドを見ても、野田氏が優勢なんでしょうか。 【竹内】 ただ、立憲民主党はリベラルな主張の議員が多いので、そうするとリベラルな主張をする枝野氏がまだまだ伸びてくるのではないかという見方もあります。
“推薦人”だけど“投票する先”は別?
【竹内】 立憲でいただけないなと思ったのは、たとえば吉田氏の推薦人になった玄葉元外相ですが、まだ投票になっていないのに“私は野田さんを支持する”と表明してしまった。また、泉氏の推薦人集めに取り組んだと明かした逢坂代表代行も、“支持するのは枝野氏”と明らかにしてしまいました。 推薦人は基本的に“この人が一番いいと思う”と推薦するのに…。「代表選挙に出すために推薦人にはなるけど、本当に良いと思っているのは別の人だ」と言っているように感じてしまうわけですよ。 【菅原】 “盛り上げたいから何人か出そうよ”というのもありますけど…。自分の推薦している先と、実際に票を投じる先が違うというのは、やめて欲しいと思っちゃいますね。 【竹内】 自民党の総裁選挙も、立憲民主党の代表選挙も、それぞれトップを選ぶ大事な選挙ですし、自民党の場合には、その先、総理大臣になる人を選ぶ選挙です。自分自身の考えを大事にして、国会議員・政治家の自分の判断というもので、選んでほしいと思います。 (日本テレビ政治部デスク 竹内真 解説委員 菅原薫) ■NNN・読売新聞世論調査 (9月13日から15日 全国有権者に電話調査) 固定電話 408人 回答率55% 携帯電話 632人 回答率38% 合計1040人が回答