今年こそ新NISAで積立投資!「初心者が気を付けたい注意点」2選
2025年がはじまり、今年こそ新NISAをはじめたいと考える方もいるでしょう。 昨年からはじまった新NISAは、運用益に通常は約2割かかる税金が非課税となる制度。 ◆【新NISA】「月3万円・年利3%」の30年間のシミュレーション結果とは 新NISAとなり年間投資枠の金額が増えたり、成長投資枠とつみたて投資枠が併用できたりなど自由度が増え、長期的な資産形成がしやすくなりました。 一方で、初心者の方こそ気を付けたいポイントもあります。 今回は今年から新NISAをはじめたい方に向けて、制度の説明とシミュレーション、注意点をご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【新NISA】つみたて投資枠と成長投資枠とは
まずは2024年からはじまった新NISAの概要を確認しましょう。 ●新NISA「成長投資枠」 ・年間投資上限額:240万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:上場株式・投資信託など ●新NISA「つみたて投資枠」 ・年間投資上限額:120万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:投資信託やETF 非課税保有限度額(総枠):1800万円(うち成長投資枠1200万円)※枠の再利用が可能 新NISAでは従来のつみたてNISAが「つみたて成長枠」に、一般NISAが「成長投資枠」になりました。 また、新NISAでは「つみたて成長枠」と「成長投資枠」の併用が可能になり、年間投資上限額は成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円です。 他にも非課税保有期間が無期限になるなど、長期的な資産形成が可能となり、老後資金対策をしやすくなったといえるでしょう。
今年こそ新NISAで積立投資!「月3万円・年利3%」のシミュレーション結果とは
長期的な資産形成として、新NISAのつみたて投資枠で積立投資を考える方もいます。 積立投資は毎月一定額を積み立てていく運用ですが、結果がイメージしにくい方もいるでしょう。 今回は月3万円を年利3%で運用できた場合のシミュレーション結果をご紹介します。 シミュレーション結果は、以下のとおりです。 ●【シミュレーション結果の一覧表】元本・運用収益:総額 ・開始:0円 ・2年目:72万円・2万1085円:74万1085円 ・4年目:144万円・8万7936円:152万7936円 ・6年目:216万円・20万3382円:236万3382円 ・8年目:288万円・37万422円:325万422円 ・10年目:360万円・59万2243円:419万2243円 ・12年目:432万円・87万2228円:519万2228円 ・14年目:504万円・121万3969円:625万3969円 ・16年目:576万円・162万1280円:738万1280円 ・18年目:648万円・209万8210円:857万8210円 ・20年目:720万円・264万9060円:984万9060円 ・22年目:792万円・327万8393円:1119万8393円 ・24年目:864万円・399万1058円:1263万1058円 ・26年目:936万円・479万2199円:1415万2199円 ・28年目:1008万円・568万7281円:1576万7281円 ・30年目:1080万円・668万2107円:1748万2107円 上記を見てわかる通り、たとえば20年目では総額約985万円のうち、元本は720万円、利益は約265万円となり、運用をとりいれることで効率よく貯蓄できることがわかるでしょう。 しかし投資ですからリスクがありますし、何%で運用できたかは後にならなければわかりません。