【子どもの大学進学費用】約4割の大学生が「アルバイトをしなければ就学の継続が難しい」状況に。親はどこまで支援すべき?
大学生の子どもへの援助は進学費用総額の半分程度が目安?
一昔前であれば、高校卒業と同時に就職する人、女性を中心に短大進学者も多く、親への負担が少ない進路を選択しやすい傾向にありました。 しかし、現代では4年制大学への進学がメジャーといえるかもません。 大学進学にかかる費用を親がどこまで負担するべきかについては、各家庭の経済状況や在住エリアなどにも関係するため一概にはいえません。 ただし、本記事で紹介した調査結果などをもとに考えてみると、大学卒業までにかかる費用の半分程度を親が負担しているケースが多いといえます。 また、下宿の場合は大学の学費のみを親が負担し、家賃や生活費は奨学金とアルバイトで補うという方法もあります。 多くの大学生にとってアルバイトは自身の学生生活を維持するにあたっての重要な収入源です。大学生にとってアルバイトは社会経験やお小遣い稼ぎではなく、本人の「学生生活の持続」にかかわるものといえます。
参考資料
・独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査報告」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
西田 梨紗