急な“冬”で? 乾燥で肌カサカサ 「長湯」「ゴシゴシ」…保湿のNG行動は 【#みんなのギモン】
■“急な冬” 皮膚科でも異変が
今年は、皮膚科でも例年と違う異変があるといいます。吉祥寺まなみ皮フ科の葉山愛弥院長によると、11月に入ってから皮膚科を受診する人が増加しているそうです。 実はこれ、例年に比べてだいぶ違うそうです。例年だと9月くらいから徐々に増えていくということですが、気温が急に下がりましたので、“急に冬がやってきた”ということで先週、一気に受診する人が増えたそうです。
■気持ちよくつかりたいお風呂…適温は?
ここで続いてのポイント「うるおいが…お風呂のNG行動」をみていきます。 寒いと温かいお風呂にゆっくりつかりたくなりますが、実はこれ、乾燥対策としてはNGです。葉山院長によると、お風呂に入るときは「熱いお湯」も「長湯」も避けた方がいいといいます。 なぜかというと、熱いお湯に長時間つかると皮膚から水蒸気が飛びやすくなり、余計に乾燥しやすくなってしまうそうです。また、長湯すると血流がよくなりますが、かゆみが出て肌にはよくないといいます。 また、お風呂の温度の適温は「約41℃」がおすすめだそうです。42℃以上は熱すぎるそうです。 さらに、葉山先生によると、お風呂上がりは赤ちゃんと同じくらい水分たっぷりの肌になるそうです。ただ、20分もたつと、赤ちゃんと違い水分が抜けてカサカサになってしまうといいます。だからこそ、できれば5分以内に保湿剤を塗ることが大切だそうです。
■保湿のために“こすらない”
そして、もう1つ風呂での注意点があります。それが「タオルでゴシゴシ拭きNG」です。これ実は「肌の乾燥では一番やってはいけないこと」と葉山院長はいっています。 ゴシゴシ拭くと、摩擦で肌のバリア機能を壊してしまい、乾燥につながるということです。 どういやって拭けばいいかというと、タオルは肌に当てるだけで水分をとるといいそうです。決してこすらないでください。また、タオルを体に巻いたり、バスローブで水分をとってもいいかもしれません。 「ゴシゴシNG」はタオルだけではありません。保湿のリップも同じだといいます。ついつい横にグリグリと唇に塗る人もいるとおもいますが、これが皮膚を傷めてしまうそうです。なので、表面にリップをのせて、温度でとかすように塗るといいそうです。 ◇ 乾燥のピークは、太平洋側では1月、2月ごろになります。真冬にむかって乾燥がさらに進む前に、今のうちから対策をしっかりして今後に備えましょう。 (2023年11月21日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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