阪神D4位・町田隼乙、愛称は「マッチ」虎の〝熱男〟や 強打捕手は明るい性格も売り
阪神からドラフト4位で指名された町田隼乙(はやと)捕手(21)=ルートインBCリーグ・埼玉=が21日、さいたま市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸750万円で仮契約した(金額は推定)。同じ「マッチ」の愛称で親しまれた松田宣浩氏(41)=元ソフトバンクなど=のような〝熱男コミュニケーション〟で開幕1軍を目指す。 大きな体からあふれんばかりの可能性を秘め、タテジマのユニホームをまとう。独立リーグからプロの世界に飛び込む町田が熱い思いを口にした。 「一番近いところでいうと開幕1軍を目標に、将来的には正捕手になって、クリーンアップを打てる選手になりたい」 186センチ、88キロと恵まれた体格を生かし、埼玉では今季51試合で打率・323、5本塁打と活躍。打てる捕手として期待が懸かる。藤川虎の新戦力となるべく、持ち前の打撃力とともにコミュニケーション力にも磨きをかけていく。 阪神の春季2軍キャンプにアルバイトで2年続けて参加し、中学時代からの愛称である「マッチ」はすでにチーム内でも浸透済み。さらに食い込むためのイメージ像は、マチダと名字が一文字違いのマツダだ。勝負強い打撃に加え、〝熱男〟パフォーマンスなどでももり立て、ソフトバンク時代に7度の日本一に貢献したマッチこと松田宣浩氏。「(キャラクターは自身と)真逆だと思う」と笑うが、素質はある。 埼玉では主将を務め、担当の吉野スカウトは「野球以外のところでも、部屋にいると仲間が集まるっていう話なので。キャプテンシーもある」と証言。同期入団組では投手が上位3人で指名されており、町田は「自分から積極的にいきたい。野球の話ばっかりにならないように、プライベートの会話とかも積極的にしたい」と力を込めた。まずは即戦力左腕のD1位・伊原(NTT西日本)らと信頼関係を築き、そこから輪を広げて来季開幕戦(3月28日、対広島、マツダ)でのメンバー入りを目指す。 「チームに合流してすぐアピールできるように、しっかり体作りに重点を置いて、遅れないようにやっていきたい」