東京都知事選挙がきょう告示 “首都決戦”スタート 立候補者は過去最多の50人以上 ポスター掲示板は自ら増設
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東京都知事選挙がきょう告示され、17日間の選挙戦がスタートしました。立候補者は過去最多の56人に上り、ポスターを貼る掲示板のスペースが足りない異例の事態となっています。 3期目を目指す現職の小池百合子氏。選挙事務所の中で第一声をあげました。 現職 小池百合子氏 「もっとよくなる東京大改革3.0。これを引っさげて、戦いを進めさせていただく。そして狙うこと、大目標は世界で一番の都市、東京の確立。キーワードは首都防衛」 きょう小池氏は、公務の関係で街頭演説を行っていませんが、これまでに、子育て支援として保育料の無償化を第一子まで拡大することや、災害対策として木造住宅の密集地域の解消を促すことなどを掲げています。 今回、無所属で立候補していますが、自民党や公明党、地域政党の「都民ファーストの会」などが小池氏を自主的に支援するとしています。 無所属の新人で前参院議員の蓮舫氏は、JR中野駅前で第一声をあげました。 前参院議員 蓮舫氏 「現職に戦いを挑みます。チャレンジャーです。挑戦者です。私がリーダーとなって、東京都の皆さん、あなたのために東京を変えたいと思います。どうかお支えを頂きたいと思います」 蓮舫氏は、少子化対策として「現役世代」の手取りを増やすことや、行財政改革として予算執行の検証を行うことなどを訴えているほか、神宮外苑の再開発の見直しなども公約に盛り込んでいます。 立憲民主党、共産党、社民党が蓮舫氏の支援をするとしています。 広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏は。 前広島・安芸高田市長 石丸伸二氏 「より良い政治、より良い東京、まずは私たちが動いていきましょう」 こう述べたうえで、「政治再建」などを柱とし、利権政治からの脱却を目指すとしています。 元航空幕僚長の田母神俊雄氏は。 元航空幕僚長 田母神俊雄氏 「都民税の減税をしたいと思います。若い人に恩恵が受けられるような減税を考えていきたい」 田母神氏は、日本人としての自信と誇りを持たせる教育の実施などを掲げています。 このほか、52人が届け出ていて、これで立候補者は過去最多の56人に。あまりの人数に、ある異常事態が起きています。 立候補者が50人以上となった今回の都知事選。候補者ポスターの掲示板には48人分しかスペースがなく、49人目以降が足りないのです。 東京都選挙管理委員会は49人目以降の立候補者について、各陣営にクリアファイルなどを配り、各自で掲示板にスペースの増設を求めることになりました。 クリアファイルを2枚ほど重ねて、既存の掲示板の下か、左右、上に新しい枠として設置してもらうということです。 夕方には立候補者自ら、掲示板にクリアファイルを増設する様子も。 また、ある立候補者によりますと、立候補者が大幅に増えたため、午前中の受付に時間がかかり、選挙活動を始めるのが遅れたといいます。 ある立候補者 「想定外だね。50人以上もいるんだからもっと受付窓口を広げて、同時に多数登録できるようにしたらよかったんじゃないの」 首都の未来を占う都知事選は来月7日に投開票です。 東京都知事選挙 立候補者(届け出順) 野間口翔氏、沢繁実氏、大和行男氏、木宮光喜氏、小池百合子氏 内海聡氏、石丸伸二氏、小野寺紘毅氏、新藤伸夫氏、竹本秀之氏 桜井誠氏、ドクター・中松氏、安野貴博氏、清水国明氏、AIメイヤー氏 桑原真理子氏、後藤輝樹氏、河合悠祐氏、福本繁幸氏、黒川敦彦氏 桑島康文氏、田母神俊雄氏、蓮舫氏、内藤久遠氏、内野愛里氏 石丸幸人氏、尾関亜弓氏、小松賢氏、加賀田卓志氏、福永活也氏 犬伏宏明氏、武内隆氏、遠藤信一氏、上楽宗之氏、二宮大造氏 中江友哉氏、舟橋夢人氏、山田信一氏、加藤英明氏、草尾敦氏 津村大作氏、久保田学氏、前田太一氏、南俊輔氏、福原志瑠美氏 木村嘉孝氏、三輪陽一氏、松尾芳治氏、穂刈仁氏、小林弘氏 加藤健一郎氏、ひまそらあかね氏、向後真徳氏、牛窪信雄氏、古田真氏 相川絹二郎氏
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