著しい進化を果たした人気モデルの6代目「日産セレナ」【最新ミニバン 車種別解説 NISSAN SERENA】
全車にプロパイロットを搭載 車内の静粛性はトップレベル
2022年12月にガソリン車を、23年4月にハイブリッドのe-POWERモデルを発売した6代目日産セレナ。エクステリアデザインはどこから見てもセレナ。多くのグレードで8人乗りを設定した、ユーザーフレンドリーなパッケージングも先代と変わらないが、中身の進化は著しい新型だ。 【写真】日産セレナの詳細を見る
エクステリア
全車に先進運転支援機能のプロパイロットを装備したモデル構成は、5ナンバーサイズを維持した標準車、4連LEDヘッドライト、大型Vモーショングリルで迫力を増したハイウェイスター、最上級新グレードとなる、ハンズオフドライブが行なえるプロパイロット2.0を標準搭載する7人乗りの「ルキシオン」が揃う。インテリアはまったく新しい。特にインパネ、メーター、センターディスプレイのデザイン、レイアウトは電気自動車のアリアを彷彿させる先進感たっぷりだ。先代e-POWERモデルで不採用のスマートマルチセンターシートはこの新型ではe-POWERモデルにも採用される。
乗降性
パッケージングは、ホイールベースが先代比+10mmにもかかわらず2列目席、3列目席の膝まわり空間を拡大。それでいてラゲッジルームの通常奥行きは先代と変わらないのだから、まさに魔法の居住性優先パッケージに進化。車体後方にスペースがない場所でもラゲッジルームの荷物を出し入れしやすいデュアルバックドアは先代から継承されている。装備面ではe-POWERモデルにステップワゴンにないセレナ初のAC100V/1500Wコンセントを用意したのがハイライト。
インストルメントパネル
動力源は2.0lガソリン、発電専用のエンジンを1.2lから1.4lに拡大し、100%電動駆動の駆動力を高めた主力のハイブリッド=e-POWERの2種類。運転席に乗り込めば、視界は全方向良好。実質5ナンバーサイズのボディ幅もあり、即、運転のしやすさを実感できる。e-POWERハイウェイスターで走り出せば、無論、出足からモーター走行。電動車感の強さを実感させられる。