「糖尿病」になりやすい人の共通点、運動不足、過剰な糖質摂取、あとひとつは意外なことが要因に?
Q.「糖尿病」の自覚症状にはどのようなものがありますか
「糖尿病」は初期には自覚症状がほとんどない「サイレントキラー」とも呼ばれる生活習慣病のひとつです。 進行すると次第に以下の代表的な症状が現れることがあります。 ・頻繁に喉が渇く ・多量の水を飲む ・尿の回数が増える ・体重の急激な減少 ・疲れやすさ ・視力の低下 これらの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診し、血糖値の検査を受けることが大切です。
Q.「糖尿病」を治療することはできますか
現在のところ、糖尿病は一度発症すると根本的な「完治」はむずかしいとされています。 しかし適切な治療を受ければ、血糖コントロールを良好に保つことができます。食事療法や運動療法と、必要に応じた薬物療法の併用により、合併症のリスクを軽減して健康的な生活の維持が可能です。 とくに2型糖尿病の場合、生活習慣を改善することで血糖値が正常に戻り、薬や減らしたり中止したりできるケースもあります。「糖尿病」は「治す」より「上手につき合う」という意識が重要です。 教えてくれたのは… 加藤大也 院長 たいや内科クリニック院長。1997年、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)卒業後、同大学院医学研究科内分泌・代謝内科学修了。2003年4月から同大学医学部内分泌・代謝内科助手を務める。2010年5月、JA愛知厚生連豊田厚生病院内分泌代謝科病棟部長などを経て2022年5月、たいや内科クリニックを開院。糖尿病専門医・総合内科専門医・甲状腺専門医 藤田医科大学医学部客員講師。医学博士 糖尿病、生活習慣病を中心に、日々診療に取り組む。患者さん目線で分かり易い説明がモットー。 取材/文:山名美穂 編集:サンキュ!編集部 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
サンキュ!編集部