「私の正体を暴いてみてください!」本名・出身・趣味、すべて「ヒミツ」の彼女がクラスの秀才に挑戦状!その答えが「泣けた!」【作者に聞く】
ウォーカープラスで読まれた人気記事のなかから「お正月に読みたい漫画!」を紹介。 本名・出身・趣味、すべて“ヒミツ”で「私のことは何も話せません。その理由も言えません」というワケありな転入生・山田花子(仮名)、彼女の正体は――?本作は、Xで5万以上のいいねが集まり(2024年12月26日時点)、ラストの彼女の正体に「泣いた」「ハッピーエンドでよかった」などの反響コメントが寄せられている。 【漫画】本編を読む ■彼女のヒミツを暴こうとすればするほど、過去とつながっていく 本作を描いたのは「2017年です。もう7年前!時が経つのは早いです…」と、牧さん。「当時、漫画の新人賞に出すために描いた作品でした。無事受賞しまして、大変思い出深い作品となりました」と、制作の経緯を話す。 転入生は、本名だけでなく、どこから来たのかも趣味も「ヒミツです」という。「よろしくお願いしますね!」とフレンドリーなわりに「私のことは何も話せません。その理由も言えません」と謎だらけ。不思議な転校生に生徒はクモの子を散らすようにはけていった。 学年トップの日向和彦は「興味ないな」とそっけない。そんな和彦に近づく山田花子。突然、和彦に「私の正体を暴いてください!」と、ゲームを持ち掛けた。「こんなゲーム即行で終わらせてやる」と、山田花子の正体を暴こうと躍起になる和彦。本性を知れば知るほど、彼女は昔、知り合った少女に似ていて――? 本作は転校生のヒミツが解けるまでの物語。ストーリーの構成や伏線でこだわったところを聞くと、「パフェで泣くところしかり、そのときに起こる主人公のフラッシュバックしかり、今読み返すと読者に『何が起きているんだろう?』と謎を提示し続けていく作品にしているな~と、思いますね。飽きさせずに読ませようという努力が垣間見えます」と、当時を振り返る。 5万を超えるいいね多くのコメント、反響については「拙い所もある作品だとは思っているので、『ここまで反響があるとは…』という驚きもあるという。「それでも『泣いた』とまで言ってくれる人がいるのは、本当にうれしいことです。本当にありがとうございます」と牧さん。 現在は、原作担当として「廻天のアルバス」を連載中。「週刊少年サンデーで連載中しています。頑張って書いてますので、よければご一読ください!」第2巻まで発売中だ。 取材協力:牧 彰久(@aki_maki)