総学生数60人!? 気象庁に就職できる究極の狭き門、気象大学校にてランパンプスが徹底取材!
寺内:倍率60倍だ!
小林:なんで気象大学校を受験したんですか? 蠣原:母が新田次郎という作家(元気象庁の職員)のファンで、気象大学校の存在を教えてくれて、私は興味なかったんですけど、数学とか物理が好きだったので、練習がてら受けてみようと。そしたら、運良くひっかかったんです。 寺内:めっちゃ天気が好きってわけじゃなかったんですね。卒業後は気象庁で働かれたんですか? 蠣原:気象大学校の学生は基本的に卒業後は気象庁で働くんです。 寺内:そうなんだ! 小林:そこからなぜ教授になるんですか? 蠣原:教授になってくださいって言われたんです(笑)。
寺内:面白い! なんかすごいわ! 小林:「どんな分野に力を入れてるんですか?」って聞こうと思ったけど、そりゃ気象だよね(笑)。 蠣原:(笑)。気象もですが、それ以外にも地震、火山、気候、海洋など様々な分野があるんです。最近だと防災には非常に力を入れています。あと「キキクル」ってご存じですか? 寺内:見たことも聞いたこともないです(笑)。 蠣原:気象庁は職員が、スーパーコンピューターで数値予報といって天気予報の元になるデータを作ったり、業務で使うプログラムを自ら開発したり、災害の危険度をホームページからリアルタイムに確認できる「キキクル」というページも作っているんです。ですので、開発や情報処理にも力を入れてます。
寺内:確かにテクノロジーの最先端を活用する場ですもんね。 蠣原:科学技術に基づいて自然現象の監視・予測をしています。そういった技術官庁としての役割もありますが、防災官庁として社会学的な要素も必要とされていますね。 小林:途中で「やっぱ俺、音楽の道進みたいわ」みたいな学生はいないんですか(笑)? 蠣原:聞いたことはないですね。ただ、もっと勉強したいと言って卒業と同時に大学院に行く学生はいます。 小林:NSCはいない?(笑)