Photo: Adobe Stock

　どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の特徴」についてお伝えする。 ●　休みの日に仕事のことは考えなくていい 　みなさんは、休みの間に仕事を考えてしまうタイプですか？中には、休みの間に「仕事で何かあったらどうしよう」と気になってしまう人もいるかもしれませんね。 　ですが、僕はそんな心配はナンセンスだと考えています。今回は、職場にいる優秀な人がどのようにうまく休んでいるのかを紹介していきましょう。 ●　「本当に大切な連絡なら何が何でも来るはず」 　ちなみにですが、僕は絶対に年末年始休暇の間に仕事のことは考えません。そのために、社用のケータイもオフィスに置いてきています。 　「それでいいのか」と思う人もいるかもしれませんが、それでいいのです。なぜなら、「本当に大切なことであれば、自分のプライベートのほうにも連絡が来るはずだから」です。 　そもそも、みなさんは基本的に職場に入る時に、万が一のための緊急連絡先や私用の連絡先を控えているはずです。つまり、本当に大事なことがあったら必ずあなたに連絡が来るのです。 　逆に言えば、そうでないことはすべて「緊急対応が別に必要ではない」ことです。つまり、年始の勤務を始めてから対応を始めれば、それでいいのです。 　休みの間には、しっかりと休むことが大事です。みなさんもあまり仕事のことを気にしすぎず、ぜひゆっくりと羽を伸ばしてください。 　（本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です）