【高校ラグビー】常翔学園が粘りで5大会ぶり4強 大分東明を退け一番乗りで準決勝進出
<全国高校ラグビー大会:常翔学園24-19大分東明>◇準々決勝◇3日◇大阪・花園ラグビー場 【一覧】高校ラグビー勝ち上がり表 常翔学園(大阪第3)が大分東明(大分)を下して5大会ぶり4強入りを決めた。 開始早々の前半2分にNO8井本章介(3年)のトライで先制しながら、大分東明に連続トライで逆転を許す苦しい展開。それでも前半終了間際にWTB下川悠輝(3年)のスピード突破で再びリードすると、後半に2トライを決めた。 終盤は大分東明の攻撃を受けてインゴールに2度侵入されたが、粘りのディフェンスで守り切った。 試合を振り返って井本は「スクラムはずっと意識してやっているし、自分たちの1番の強みだと思っている。ピンチの時にああやってスクラムでペナルティーをもらえた。次の試合でもスクラムを前に出してやっていきたい」。白木繁之監督(36)は終了間際に押し込まれた場面も選手を信じていたという。「守ってくれると思ってました。最後まで執念で。それが今年の強さ。守り切ったのは彼らの自信になったと思います」。2人は充実した表情で話し、一番乗りでの準決勝進出を喜んだ。【永田淳】