廃業寸前の危機から3年で売上10倍!名古屋の老舗和菓子店「鯱もなか」がSNSでファンを増やした「企業公式アカウント」運用「5つのコツ」
毎日欠かさずやっていること
X運用のコツ(2) 毎日の挨拶を大切にせよ 僕は毎日、朝に「おは鯱です」、夜には「おや鯱です」という挨拶ポストを欠かさないようにしています。ほかの企業公式さんも、皆さんお決まりの台詞とともに挨拶をされていますが、この日々の挨拶が大きな意味を持つのです。 X運用には、企業公式アカウント同士の交流が欠かせないとお伝えしたばかりですが、その企業公式をフォローしてくれているのは一般のユーザー。情報収集を目的にフォローしてくれる方もいれば、交流を求めてフォローしてくれる方もいますが、どちらかというと後者が多い印象です。 なので、毎日の挨拶ポストは、まさにフォロワーの方との交流の場。リアルで家族や友人と「おはよう」「おやすみ」と言い合うように、X上で挨拶を交わすことで、ぐっと距離が縮まるのです。 たかが挨拶。されど挨拶。「鯱もなか」という存在をより身近に感じてもらえるように、そしてたくさんの方の記憶に残るようにと願いながら、毎日の挨拶ポストとお返事を続けています。 X運用のコツ(3) エゴサと通知欄チェックを怠るな 毎日の挨拶のほかにも、僕が欠かさずやっていることが2つあります。 検索窓に「鯱もなか」と入れてエゴサーチ(エゴサ)をすることと、「いいね!」やコメントが入るとお知らせが来る通知欄をチェックすることです。 もちろん、僕の仕事はXの運用だけではないので、四六時中タイムラインをチェックすることは不可能です。しかし、できる限り確認するようにしています。なぜならば、うちの場合は特にXでの発信が売上に直結していると常々実感しているためです。 コラボの数々も、きっかけはすべてX。誰かが呟いた些細な一言から、元祖鯱もなか本店の運命が大きく変わったことを何度も経験してきました。 カギは、その呟きをキャッチできるか否か。 特に、これからアカウントを育て、企業を成長させていきたいというフェーズであれば、マメなエゴサーチと通知欄チェックは何をおいても怠らないようにしましょう。