涙を流しながら電話越しで夜逃げ屋スタッフに謝罪する妻…

子どもの頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、Xに投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第27話を紹介するとともに、著者に家族と鉢合わせてトラブルに発展するようなケースについても伺った。 【漫画】本編を読む＜妻が涙を流しながら謝罪する理由とは…!?＞ ※本作はセンシティブな表現があります。閲覧にご注意ください。 トラックで今回の現場へ向かう宮野とドラゴンさん。すると社長から着信があり、依頼者である妻が夫に暴力を振るわれて足を骨折したというではないか。社長は依頼者に付き添うことになったので、夜逃げの完了は二人に任されたのである。 トラックで現場に到着すると、社長が鉢植えの下に置いた家の鍵と手紙を見つけて早速家の中へ。夫は友達に会いに行っているようで、いつ帰って来るかわからない。二人は急いで荷造りを始め、作業は順調に進んでいく。しかし、遂に夫が帰ってきてしまい、二人を見つけると「何しとんじゃ。おのれらあああ！」と叫び出す。 ドラゴンさんは必死に夫を説得しようとするが、話を聞いてくれずやたらと物を投げつけてくる。しかし、依頼者である妻からの手紙を渡した途端、まるで別人のように静かになる。自分のDVが原因で夜逃げをする事実を知った夫は、部屋の奥へ行ってしまう。そして、立派な日本刀を持ってきて、再び二人の前に現れたのである。 著者に今回のように家族と鉢合わせてトラブルに発展するケースについて聞くと、「よくあると言うと語弊があるかもしれませんが、まったくないわけではありませんし、鉢合わせたら高確率でトラブルになります。黙ってそのままどうぞ夜逃げしてくださいとはなりませんからね…」と打ち明けてくれた。 宮野さんによると、夜逃げの約7割は家族やパートナーによるDVが原因とのことだ。2024年2月2日には第2巻が発売している。さらに、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現した。興味がある方はぜひ読んでほしい！ 取材協力：宮野シンイチ(@Chameleon_0219)