シートベルトが命を奪う?──危険な着用法をチェック チャイルドシートは年齢より「身長」…目安は?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
福岡市で、後部座席でシートベルトを着用していた幼い姉妹が亡くなる事故がありました。大人であっても、誤った使い方をしていると命の危険があります。一方、6歳未満が義務となっているチャイルドシートは、年齢よりも身長を基準に考えることが大切です。 【画像】事故の瞬間が防犯カメラに…対向車線にはみ出し、バスと正面衝突 7歳・5歳の姉妹死亡 そこで今回の#みんなのギモンでは、「シートベルト着用で死亡なぜ?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●その着用法 実は危険? ●年齢より身長 目安は?
■シートベルトの締め付けが要因か
近野宏明・日本テレビ解説委員 「福岡市で18日、幼い2人の姉妹の命が失われた事故がありました。路線バスと軽乗用車が正面衝突し、軽乗用車に乗っていた7歳と5歳の姉妹が亡くなりました。2人は後部座席でシートベルトをしていましたが、腹部に強い衝撃を受けるなどしたということです」 「警察は、事故の衝撃によるシートベルトの締め付けが要因として考えられるとしています」 鈴江奈々アナウンサー 「かなりの衝撃だったと思われます。この事故の一報を聞いた時に、シートベルトを着用していたかどうかの情報が気になりましたが、着用していたということを知った時に、逆になぜ亡くなってしまったのかが大きな疑問でした」 近野解説委員 「どれだけの事故だったのか、その時車内でどういうことがあったのか。特に、シートベルトをしていたのになぜ、痛ましい結果になったのか。詳しく見ていきます」
■シートベルトをしていた大人の死亡例も
近野解説委員 「シートベルトの締め付けが原因とみられる死亡事例は、過去にも起きています。2021年11月、埼玉・越谷市で追跡中のパトカーが民家のブロック塀に衝突する事故がありました。この事故では後部座席にいた越谷警察署の警部補(当時)が死亡しました」 「シートベルトで腹部を締め付けられ、臓器を損傷したとみられています」 森圭介アナウンサー 「大人がシートベルトを着用していてもということは、着用法が悪かったということになるんですか?」