東日本最古の神社!? 日本三大神宮の1つ、千葉県香取神宮にてランパンプスが合格祈願!
小林:香取鹿島のおかげで今の日本があるんですね。 寺内:日本を作ったってことは「お前、住んでんのどこ? 日本? はい、じゃあ、お参りしなさい」っていうことですよね(笑)。 小林:祀られている神様の御利益はどういうものですか? 曽川:経津主大神は、その時々のお役目によって名前が変わる神様なんですが、一般には国家鎮守の神様です。中でも特に有名なのは武・戦いの神様としての側面で、その原点と言われております。ですので、ドラマとかの武道場の床の間に「香取大明神」「鹿島大明神」という掛け軸が掛かっていることがあり、ドリフのコントにも出てくるんですよ(笑)。
寺内:志村の後ろに(笑)! 曽川:征夷大将軍の坂上田村麻呂から始まり、色んな方が北へ向かわれましたが、そういった武将は香取鹿島の地に立ち寄られて、そこから進まれたと言われています。ですので、今も源頼朝、足利尊氏、徳川家からの寄進状が残っています。 寺内:寄進状って何ですか? 曽川:寄進というのは、たとえば物を御奉納したりすることです。頼朝公の寄進状を見ると、心願成就のために下福田郷を香取の神様の土地としてご奉納しますとの記載がございます。 小林:酒とか米とかじゃなくて土地!?
曽川:その土地自体が神様のものですので、そこで収穫できるものはすべてが神様のものになるんです。 小林:授業で出てくる有名な歴史上の人物たちが、参拝して、土地まであげてたんだ! 寺内:神様となり得る人たちが崇めていた神様ってことだよね。 小林:それが神宮ですわ! 逆に色が付いてないよね? 寺内:確かに! 「うちの特色は何々でっせ!」じゃなく「何でもおいで」って感じ。
小林:これは来ないともぐりだね(笑)。 寺内:成田市民には申し訳ないけど千葉に来たら香取神宮には来るべきだよ(笑)。 小林:鹿島神宮とセットで参拝する方とかもいらっしゃるんですか? 曽川:近いところにありますので、両方お参りする方はいらっしゃいます。古くは、伊勢神宮が上参宮と言われたのに対して、東北の人たちが、お伊勢参りに行って帰ってきた時に香取鹿島も回りましょうという下参宮もありました。 寺内:やっぱりセットで! 曽川:このあたりは船で移動していて、こちらからは、お米とかお醤油とか食べ物を江戸に運び、こちらには観光の方が来て、東国三社回ったり、銚子に磯遊びに行ったりしていたんです。