「ワースト1、2を争うお相手でした」 30代女性が語るお見合い相手の「絶対ムリ」で致命的な“会話”の中身
お見合いを終えたあい(35歳、仮名)が、「今日の男性は、とにかく発言がネガティブで、話をしていて、こちらも暗い気持ちになりました」と、まさる(37歳、仮名)に交際辞退を出してきた。 「『会社がブラック企業だ』とか、『仕事がキツイから、社内の人間関係もギスギスしている』『上司がしっかりしていない』とか、そんな愚痴ばかりこぼす暇があったら、そんな会社さっさと辞めて、転職したらいいのに」 ネガティブな話をされて、楽しい気持ちになる人はいない。ついネガティブな言葉が出てしまい、「しまった!」と思ったときには、そこから話の着地点をポジティブな方向に変えるとよい。
例えば、「仕事がキツいんです」とネガティブな話をした後に、「その中でも、まあ、体力には自信があるんで、食らいついてますよ」と言って会話を終えると、話の印象が変わる。 「異性を前にすると、どうしても緊張をしてしまう」という人もいる。 みやこ(37歳、仮名)が、じゅんいち(41歳、仮名)とのお見合いを終えて、こんな感想を漏らした。 「今日の方、『僕はお見合いが初めてなんで、今日はすごく緊張しているんですよ』と、最初におっしゃったんです。『私も緊張していますよ』と言ったら、にっこりを笑ってくださって。そこから会話がスタートしました」
そして、このお見合いを終えて、みやこは言った。 「確かに話し上手な方ではなかったんですけど、誠実に話をしてくださっているのが伝わってきました。小手先の話術よりも、大事なのは言葉に誠意があるかどうかですよね。私の話をうなずきながら真剣に聞いてくださっている様子にも、好感が持てました」 ■お見合いで成功する会話術まとめ “メラビアンの法則”というのをご存じだろうか? これは、話した人が聞き手に及ぼす影響を数値で表したものだ。
・目から入ってくる情報 55% ・耳から聞こえてくる情報 38% ・話している内容 7% といわれている。「健康のために毎日駅のひと区間は、歩いています」と言ったときに、無関心な顔で「あ、そうですか」と、ボソッと言われたら、“ああ、この話には関心がないのだな”と思われる。 ところが、身を前に乗り出して、「へぇ、そうなんですか。すごいですね。私も真似してみようかな」と、生き生きと笑顔で言ったら、相手も“自分の話に関心を持ってもらえた”と思い、気持ちよく次の会話を続けていくだろう。