「ワースト1、2を争うお相手でした」 30代女性が語るお見合い相手の「絶対ムリ」で致命的な“会話”の中身
自信のある人は自己肯定感が高いので、人からの評価は聞きしないし、人前で自慢話をしたりしない。 お見合いの席で、自慢話をするのは御法度だと覚えておこう。 ■話し下手な人のお見合い会話術 では、話し下手な人はどうしたらいいのか。 先日入会したとおる(39歳、仮名)は、これまで一度も女性とお付き合いしたことがなかった。「どのくらいの時間、お見合いしたらよいのですか?」と尋ねてきたので、「1時間程度ですかね」と答えると、悲鳴に近い声をあげた。
「えっ? 初対面の人と1時間も何を話せばいいんですか? どんなにプロフィールを読み込んでいっても、20分くらいで会話が尽きてしまいそうです」 とおるのようなタイプは、1つの話題から話を広げることができずに、一問一答形式の会話をしてしまうことが多い。 「休日は、何をしていますか?」と聞いて、「最近は、家でのんびりすることが多いです」という答えが返ってくると、「そうですか」と相槌を打ってその話を終わりにしてしまい、「趣味はなんですか?」と、次の質問へと移っていく。
筆者は、とおるにこうアドバイスした。 「会話を続けるポイントは、まず相手が言ったことを受け取って、共感するんです。そこから、それに関する質問をしていくと、話が続いていきますよ」 そして、こんな例を出して説明した。 「休日は何をしていますか?」 「最近は、家でのんびりしています」 「仕事も忙しいでしょうから、休日に家でのんびりするのはいいですよね」と、まずは家でのんびりするということに共感する。 そして、「僕も休日家でのんびりすることが多いのですが、そんな時は動画を見たり、ゲームをしたりしています」と自分のことを挟み、「〇〇さんは、何をしていることが多いですか?」と質問をする。
これはフォローアップクエスチョンというテクニックだ。 会話では自分ことを4割話し、相手から話を6割引き出すと考えると、バランスがよい。話下手だからといって、相手に質問ばかりして自分のことをまったく話さないでいると、相手は尋問されているような気持ちになる。 ■相手を褒めることは正解か? 婚活での会話で、“相手をほめることが大事”とはよくいわれるのだが、筆者は、対峙した相手によって、ほめることがよい時と逆効果な時があると思っている。