34歳・エステティシャンが「女性の筋肉美に一目惚れ」してコンテスト出場を決意 メリハリボディを披露して優勝
俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト『SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)』の埼玉予選が10月5日(土)に埼玉・久喜総合文化会館で開催された。 【写真】菱沼美希さんのメリハリボディ
昨今、盛り上がるボディメイクの大会だが、ダイエットから筋トレにハマった人、華やかなステージパフォーマンスに魅了された人など、出場する選手たちの理由は様々。 これまでに数々の選手へのインタビューを試みてきたが、その中で1、2を争うほど、出場理由がユニークだったのは、LEGGINS MODEL部門(※)で見事優勝に輝いた菱沼美希(ひしぬま・みき/34)さん。 ※ウェアから脂肪がはみ出ないくらいが目安の絞り過ぎない身体が求められる、フィットネスウェアを着用した部門。 「私、推し活から今回初めてコンテストに出場しました。サマスタプロの千原由理奈さんを推していて、千原さんに会いたいがためにコンテストに出場しているといっても過言ではありません(笑)」 普段はエステティシャンとして働く菱沼さん。仕事柄、美容や健康には関心が高く、筋トレも普段から行っていたそう。しかしある日、お客様から教えてもらったYouTubeチャンネルに偶然出てきた千原さんを見て衝撃を受けたという。 「完全に美しさに一目惚れしました!調べてみたらサマスタプロの方だったので、会いたいと思ってポージングレッスンに参加させてもらいました。そのときはまだコンテストに出ようか迷っていたのですが、もう会えなくなるかもしれないと思って、勢いでコンテストに出ます!と伝えてしまい、今があります」 来月はモノキニビキニで健康的な美しい身体を競うBEAUTY FITNESS MODEL部門への挑戦も決めており、今後はそのカテゴリに集中してサマスタで勝負をすると力強く話してくれた。それもそのはず、BEAUTY FITNESS MODEL部門は、憧れの千原さんがプロとして何度もグランプリを獲得しているカテゴリー。 「11月23日に開催される、年内の最終予選に照準を合わせているので、今日の出場で本番のイメージと良い緊張感が味わえました。時間は限られていますが、ここからあと7kgくらい絞って、少しでも憧れの人に近づけるように頑張ります」 週3回は仕事終わりの筋トレを欠かさない菱沼さん。トレーナーからの特別なサポートなどには頼らず、筋トレ方法も食事内容も、ジム仲間やサマスタ仲間にアドバイスをもらいながら、試行錯誤を繰り返している。 11月はどんな肉体でステージに立つのか。菱沼さんが推しの隣でパフォーマンスを披露する日もそう遠くはなさそうだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
文:林健太 撮影:中原義史