【高校サッカー】松山北 唯一の3年生・森隼人が決勝点 1年生マネの妹・桜子さんも歓喜
◇第103回全国高校サッカー選手権 松山北1-0富山龍谷(2024年12月31日 味フィ西) 1回戦の大会初勝利に続き、松山北が1―0で龍谷富山を下し、16強入りの快進撃だ。スコアレスの後半26分にPKのチャンス到来。唯一の3年生・MF森隼人がゴール中央に決勝点を突き刺した。2年時は選抜クラスに在籍した文武両道は「相手キーパーもあの状況で真ん中に残る選択肢は多分なかったので、自信を持って蹴り込みました」と駆け引きを制していた。 偏差値62とされる進学校で、3年生部員の多くは夏に引退。愛媛FCのU―15出身で小、中時代に全国経験がある森は最後の機会で高校の全国舞台をつかむために継続の道を選んだ。1年生マネジャーとして支える妹の桜子さんもスタンドで見守り「めちゃくちゃうれしい」と喜んだ。2日の堀越との3回戦に向け「3つ目の景色を見られる」と兄は頼もしかった。