食料配布に700人超列、都庁前 物価高で「生活苦身近に」
歴史的な物価高の中で年末を迎え、東京都内では30日、支援団体による食料品配布を求め、700人超が長い列を作った。昨年末より100人ほど多く、女性や仕事を持っている人の姿も。団体幹部は多数の失業者が出たリーマン・ショック時よりも状況は深刻とし「生活苦が身近なものになっている」と訴えた。 なぜ韓国の高齢者自殺率は高いのか 貧困と孤独…日韓で手探りの連携
NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」などは新宿区の都庁前で、果物やレトルト食品を719人に配った。1人暮らしの友人数人と訪れた同区の無職女性(75)は、食品価格も光熱費も上がり、貯金が底を突きそうな毎日という。「1日分の食事を2日かけて食べるようにしている。誰か助けて」とつぶやいた。