メルセデス『AMG GT』はキング・オブ・ゴルファ―向けのスーパーカー!
ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める。その小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はメルセデスの『AMG GT』です! メルセデス AMG GTの詳細を写真でチェック
キャディバッグ収納3本以上ってマジ?
さすがは国内女子ツアーに「メルセデス・ランキング」まで作っちゃうゴルフ大好き自動車ブランドだけあります。こんなスーパーカーを造っちゃうとは。 それこそがメルセデス AMG GT63 クーペ。言わばメルセデスが造った本格2人乗りスーパーカーであり、ドイツ製のフェラーリ、ランボルギーニとも言うべき存在です。ボディはアルミスペースフレームにマグネシウムやカーボンパーツを加えた複合強化骨格で、フロントに500馬力級の4リッターV8ツインターボエンジンを縦置きし時速0/100km加速を3秒台でこなす本格派という。 今年登場した2代目のGT クーペはさらに独自四駆システムや四輪操舵システムを加えて、走行性能やコーナリング性能を効率的にグレードアップ。そのうえ、ボディ全長を18cm伸ばしてスタイリングの前後バランスを整え、同時にラゲッジ容量を通常状態で321リットルに拡大。 さらにオプションの小型リアシートを付け、背もたれを倒すとなんと最大675リットルの超巨大スペースが登場。2人乗りでゴルフバッグを2セット運べるだけでなく、同行者のバッグも1個かヘタすると2個くらい載せられそうなのです。小沢もマクラーレンGTやらホンダNSXなど、スペース自慢のスーパーカーにいろいろ乗ったけど、これほどの運搬性を持つクルマにお目にかかったのは初。これぞ“ゴルフに行くために生まれた”スーパーカーであり、キング・オブ・“ゴルファー向けスーパースポーツ”なのです。 加えてGT63クーペ、その走りの質感が凄い。前述した剛性感の塊のようなボディにより、ステアリングフィールは超ソリッド。路面を素手で直に触るようなダイレクト感がたまらないし、585ps&800NmのV8エンジンのパワーを9速ミッションと四駆システムで余すとこなく路面に伝え、思ったように走れる。 今どきのエンタメ性もなかなかのレベル。高級車Eクラス顔負けの本革シートや縦型の大型11.9インチセンターディスプレイを装備し、スマホライクなAR(拡張現実)ナビも楽しめるんです。 本格スーパーカーでありながら、ゴルフドライブにも使える実用性とエンタメ性が凄い一台。コイツでツアーに行くスーパープロゴルファーも今後出てくるに違いない。リッチマンのアナタ、ひとつその先取りをしてみてはいかがでしょう? 撮影車種/AMG GT63クーペ 全長×全幅×全高/4730×1985×1355mm メーカー希望小売価格/2750万円~ 撮影/望月浩彦 撮影協力/カメリアヒルズカントリークラブ
週刊ゴルフダイジェスト