ムバッペの抜けた今季のPSGの方が強い? 開幕4連勝に敵将は「ムバッペのいないPSGはよく走っている」
開幕4連勝と抜群のスタート
パリ・サンジェルマンは14日のスタッド・ブレスト戦にも3-1で勝利し、リーグ戦開幕4連勝を飾った。PSGは今夏に大エースだったFWキリアン・ムバッペを手放しているが、今のところ大きな問題は起きていないように見える。まだ序盤の段階ではあるが、今季もPSGがリーグ・アン優勝候補筆頭となるか。 当初はムバッペ退団の影響でPSGの力が半減するかとも思われたが、今回対戦したブレストの指揮官エリック・ロワは逆の見方をしている。ムバッペの抜けた今季のPSGの方が強いと感じたようなのだ。 「チーム全体として、彼らは昨季よりもずっと良くなっていると思うよ。ボールを失った時、彼らは全員がハードワークしていた。よく組織されていたし、昨季と比較しても楽な戦いではなかった。ムバッペのいないPSGはよく走っている」(『Get Football News France』より)。 絶対的なエースだったムバッペが抜けたことで、特定の個人に依存する意識は薄くなったかもしれない。昨季まではムバッペにチャンスボールを送ることが1つのテーマだったが、今は前線の選手全員に自覚が生まれたとも言えるか。ブレスト戦ではFWウスマン・デンベレが2ゴールの活躍を見せているが、デンベレもゴールへの意識を強めているはず。ムバッペの穴を埋めるにはFW陣が昨季よりも得点数を増やしていくしかないのだ。 ここまでは無傷の4連勝と幸先の良いスタートだが、これを継続できるのか。18日には新フォーマットとなるチャンピオンズリーグでジローナと対戦する予定となっており、ここが1つの腕試しとなる。
構成/ザ・ワールド編集部