仏極右、内閣不信任案支持の公算大 党首が表明
Dominique Vidalon Sudip Kar-Gupta [パリ 2日 ロイター] - 来年度予算案を巡りバルニエ仏政権と対立する極右政党、国民連合(RN)のバルデラ党首は2日、「土壇場で奇跡」が起きない限り、RNが数日中に内閣不信任案を支持する可能性が高いとRTLラジオに述べた。 RNの指導者ルペン氏はバルニエ首相に対し、2日までに予算に関するRNの要求を受け入れなければ、RNが内閣不信任案を支持する可能性があり、政権崩壊につながると警告している。 バルニエ氏は先週、電力税増税を撤回したが、RNはインフレを反映した年金増額、薬剤費払い戻しの減額中止、欧州連合(EU)予算への拠出削減なども求めている。 バルニエ氏が憲法上の規定を行使して社会保障財源法案を強行採択すれば、左派連合が内閣不信任案を提出し、早ければ2日にも政権が行き詰まる可能性がある。