「ドイツのメッシがEUROを席巻」バイエルンの注目若手ウインガーに今夏注目の理由とは?「失われた時間を取り戻すだろう」
バイエルン・ミュンヘンに所属するジャマル・ムシアラは、弱冠21歳ながら今季素晴らしい活躍でシーズンを終えた。大手データサイト『Squawka』は、「ドイツのメッシがEURO2024を席巻する」と題して、同選手に注目すべき理由を現地時間29日に報じている。 バイエルンに所属するムシアラは、今季リーグ戦24試合に出場。先発出場は20試合だったものの、10ゴール5アシストを記録した。すでに同クラブでは、163試合で43ゴール31アシストを記録しており、ドイツの名門で100試合出場を達成した最年少の選手でもある。 元ドイツ代表で同クラブの伝説的な選手でもあるローター・マテウス氏は、「ムシアラは将来メッシのようになれる。素晴らしい選手だ」と述べた上で、「あの年齢でトップクラスのサッカー選手になるためのことをやっている。パスが素晴らしく、考えが賢く、サッカーを愛している」と、弱冠21歳でありながらパフォーマンスだけではなく精神面も素晴らしいと絶賛していた。 同サイトは、「怪我に悩まされたシーズンを過ごしたため、EURO2024で失われた時間を取り戻すことになるだろう」と強調し、ムシアラに注目すべき理由について次のように語っていた。 「素晴らしいボールコントロール能力を持っており、相手チームの守備陣を圧倒し、狭いスペースでディフェンダーを引きつけてかわす。一流の決定力、創造性、そしてスピードを兼ね備えたムシアラは、ユーロ2024で大きな攻撃の脅威となるためのすべての資質を備えている」 また、「今季のUEFAチャンピオンズリーグではそれほどのインパクトを残せなかった」と指摘した上で、「レアル・マドリードに合計4-3で惜しくも敗れて準決勝敗退が決まった。この敗北でムシアラは無冠のシーズンを終え、ブンデスリーガ4度目の優勝とカップ戦優勝の記録に新たなタイトルを加えることができず終わっている。そのため、彼は今夏、ドイツ代表として欧州選手権に優勝して挽回したいと熱望しているだろう」と、同選手が悔しいシーズンに終わったこともEURO2024で期待できる理由として挙げていた。
フットボールチャンネル編集部