文・人文系

　河合塾は2024年5月31日、各大学の偏差値や大学入学共通テストの得点率を一覧にした「入試難易予想ランキング表」の最新版を公表した。前期日程における大学入学共通テストの得点率のボーダーラインは、東京（理科三類）91％が最難関となっている。 【画像】入試難易予想ランキング表

　入試難易予想ランキング表は、河合塾が予想する入試難易度（ボーダーライン）を一覧表にまとめたもの。国公立と私立に分け、学部系統別・大学所在地区別に分類。国公立は大学入学共通テスト得点率と2次試験（個別学力検査）の偏差値、私立は個別試験の偏差値と、共通テスト利用のある大学・学部においては得点率を掲載している。

　入試難易度（ボーダーライン）とは、河合塾が予想する合否の可能性が50％に分かれるライン。今回は2024年5月現在の予想で、前年度入試の結果と2024年度の全統模試の志望動向を参考にして設定している。

　国公立大学の共通テスト（前期日程）の得点率をボーダーラインでみていくと、文・人文学系は東京（文科三類）85％、社会・国際学系は一橋（社会-社会）86％、法・政治学系は東京（文科一類）86％、経済・経営・商学系は東京（文科二類）86％、理学系・工学系・農学系は東京（理科一類）88％、医・歯・薬・保健学系は東京（理科三類）91％が最難関。

　私立大学の偏差値をボーダーラインでみていくと、文・人文学系は早稲田（国際教養-国際教養-テ併用）70.0、社会・国際学系は上智（総合人間-社会TEAP）72.5、法・政治学系は慶應義塾（法-法律、法-政治）と国際基督教（教養-アーツサイエ人文、自然、日英）と早稲田（法-一般、政治経済-政治-テ併用、政治経済-国際政経-テ併用）67.5、理学系は国際基督教（教養-アーツサイエ人文、自然、日英）と早稲田（教育-理-生物学-テC、先進理工-物理、先進理工-生命医科学）67.5、工学系は早稲田（先進理工-生命医科学）67.5、医・歯・薬・保健学系は慶應義塾（医-医）72.5が最難関となっている。

　河合塾が提供する大学入試情報サイト「Kei-Net」では、2025年度入試情報として大学入試全体スケジュールや共通テストに関する情報、新設大学・増設学部・学科に関する情報、入試変更点などを紹介している。