前週に地元北海道で予選落ち 政田夢乃は悔しさ胸に「出るからには優勝を」
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(10日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72) 【画像】パリ五輪写真館 ルーキーの政田夢乃が第1ラウンドの残り1ホールでバーディを奪い、7バーディ、1ボギーの6アンダー「66」。トップと1打差につけた。 初日は最終9番のティショット前に競技が中断、そのままサスペンデッドになった。暫定2位にいることはクラブハウスに引き揚げて来て「知った」という。 「パットとセカンドショットが良くてこのスコアにつながったのかな」。打つ回数が多かった140~170ydの距離をうまく対処できた。415ydと長い後半6番は200ydの2打目を5Wでピン1mにつけてバーディを奪った。「出るからには優勝を目指して。頑張りたい気持ちでできました」と笑顔を見せた。 札幌市出身のご当地プロで迎えた前週「北海道meijiカップ」(札幌国際CC島松C)で予選落ちした。「悔しくて、しっかり練習してきた」と、時間ができた週末も有効活用して調整した。幸い、今週は北海道に多い洋芝のコース。「雰囲気が北海道と似ていて、練習ラウンドの時から苦手意識はなかったです」。リベンジには絶好の舞台だ。 ゴルフに関してはハキハキと話す24歳だが、「SNSが苦手」な一面もある。プロ転向後にフォロワーが約2万人増えて4.2万人になったInstagramには「何を上げていいのか…」と悩み、あまり投稿できていない。「自分なりには頑張っているつもりだけど、苦手ですね。だから、あんまり(24時間で消える)ストーリーも載せられなくて、結果報告ぐらいに。それでも見て下さる方がいて、うれしいです」とはにかむ。ファンのためにも、昨年のプロテスト合格者で1番乗りのツアー優勝を目指す。(長野県軽井沢町/石井操)