パリ五輪 日本代表MVPは誰?
日本選手の活躍で沸いたパリオリンピック。最優秀選手(MVP)は誰?
パリオリンピックに出場した日本代表の最優秀選手(MVP)ランキングで、日本代表最多4個のメダル(金3、銅1)を獲得した体操男子の岡慎之助が1位となった。産業能率大学スポーツマネジメント研究所が、日本代表選手430人(男子232人、女子198人)について、全国の男女1000人(20~69歳)を対象にインターネットを通じてアンケート調査を実施した。
MVPランキングでは、岡(104票)に続いて、やり投げ女子の北口榛花(92票)が2位、柔道男子の阿部一二三(54票)が3位に入った。主にメダリストが名を連ね、実績重視の傾向が読み取れる。
最も印象に残った選手(MIP)のランキングでは、陸上女子のフィールド種目で日本初の金メダルに輝き、笑顔が印象的だった北口(83票)がトップとなった。2位は岡(79票)、3位は阿部(51票)だった。
複数回答を認めた活躍満足度の調査結果は、1選手のみを選んだMVP、MIPのランキングとは様相が異なった。1位はシングルスで銅、団体で銀をつかんだ卓球女子の早田ひな(310票)。団体戦で共に活躍した張本美和(237票)と平野美宇(230票)も上位にランキングされた。
日本以外で印象に残った選手についての調査では、射撃で銀メダルに輝いたトルコのユスフ・ディケッチ(24票)がトップに選ばれた。ラフなTシャツ姿、左手をポケットに入れて弾を撃つ独特のポーズが話題となり、日本ではソーシャルゲームで装備にお金をかけない人になぞらえて「無課金おじさん」と呼ばれた。2位には柔道男子で圧倒的な存在感を示したフランスのテディ・リネール(23票)が入った。
調査ではロス五輪の注目競技についても尋ねた。実施競技として現時点で確定している全35競技を選択肢として、「特に注目している競技」を5つまで選択してもらい、該当率を「注目度」として定義した。1位は「お家芸」の柔道(24.2%)。2021年開催の東京オリンピック以来の復活となる「野球・ソフトボール」(21.9%)が2位で続いた。